【授業の目的】
成人期にある対象の特性とその看護の概要を学ぶ。 成人期にある対象の特性ならびに健康上の問題が人々に及ぼす影響を理解する。また健康問題を解決する援助に必要な理論を学ぶことを目的とする。
【授業の到達目標】
1.成人期にある人の発達と役割を理解し、説明できる。【知識・理解】 2.成人の健康と病気体験に関する理解を深めることができる。【知識・理解】 3.看護師と患者およびその家族との援助関係のあり方を理解し、説明できる。【知識・理解】 4.継続看護とチームアプローチの方法を理解し、説明できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
成人、急性期、回復期、慢性期、終末期、健康問題
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
3年次開講の成人看護学各論を学ぶための基礎的知識を得るための科目である。基盤教育で得た知識を多角的に応用できる看護実践能力と課題解決力などを育成するための基礎となる科目である(山形大学医学部看護学科のカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
教科書を中心とした講義を行う。適宜DVD等の視聴覚教材使用や配布プリントを併用する。
・日程
第1・2回 4月 7日 ガイダンス、成人期の特徴、成人看護学とは 第3・4回 4月14日 成人保健の動向 第5・6回 4月21日 慢性の病気をもつ対象の特性 第7・8回 4月28日 慢性の病気をもつ人への看護 第9・10回 5月12日 慢性期看護に適応できる概念、急性期にある患者の特性 第11・12回 5月19日 周手術期の看護① 第13・14回 5月26日 周手術期の看護② 第15・16回 6月 2日 試験とまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
教科書を購入し、本文に線を引くなどして活用する。授業を黙って聞いているだけではなく、何事にも関心を持ち積極的に質問を行なうこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
これまでの講義で修得した知識と成人看護学がリンクし理解が深められるよう、他の授業科目をしっかり勉強すること。また授業が広範囲に及ぶため、自己学習課題として授業中に復習の範囲を示します。 紹介された参考図書は必ず読む。つねに問題意識をもち、なぜそうなのかを考え自分の意見を述べられるようにすることが望ましい。
【成績の評価】
・基準
成人看護学の基本的な概念や用語、理論を正しく理解していることを合格の基準とします。
・方法
授業終了後に筆記試験を100点満点で行う。 60点以上を合格、再試験は1回のみ行う。
【テキスト・参考書】
大西和子他、成人看護学 成人看護学概論、NOUVELLE HIROKAWA 雄西智恵美他、成人看護学 周手術期看護論、NOUVELLE HIROKAWA
【その他】
・学生へのメッセージ
限られた時間で広範囲にわたる授業を行なうので、遅刻・欠席をせず授業に出席すること。自学自習によって教科書をマスターする姿勢が大切です。
・オフィス・アワー
金曜日の授業開始前または授業終了後から17時までに各授業担当教員の研究室に来てください。
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