母性看護学概論
 Introduction to Maternity Nursing
 担当教員:藤田 愛(FUJITA Megumi),手塚 美春(TEZUKA Miharu),鈴木 美春(SUZUKI Miharu)
 担当教員の所属:医学部看護学科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):助産師ならびに保健師として実務経験のある教員が、周産期医療や母子保健活動の看護実践を活かし、母性看護学領域における必須の知識および特有の技術について講義を行う。
 開講学年:2年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分:専門科目母性看護学 
【授業の目的】
母性看護学の概要および女性の各ライフステージにおける健康の諸問題を理解することを目的とする。
母性看護学の対象および現代社会における母性看護学の諸問題とその解決策について看護学視点から理解することを目的とする。

【授業の到達目標】
1.母性の特性、母子の健康を守るための社会資源について説明できる。
2.女性のライフステージ各期における母性看護の役割を説明できる。
3.母性に関連する各種専門領域との連携について説明できる。

【授業概要(キーワード)】
母性看護、女性のライフステージ、母子の健康

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業では、母性看護学の対象および現代社会における母性看護学の諸問題を解決するための科学的根拠に基づいた看護を提供する力を身につけるものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
05.ジェンダー平等を実現しよう

【授業計画】
・授業の方法
オムニバス方式の講義
母性看護学の対象および現代社会における母性看護学の諸問題について最新のデータを示しながら授業を行う。
・日程
授業時間帯:4月7日~6月2日の金曜日 10:30~12:00
4月 7日 母性の看護の基盤となる概念
4月14日 母性看護の対象を取り巻く社会の変遷と現状
4月21日 女性のライフサイクルにおける形態・機能変化・ジェンダーの発達
4月28日 リプロダクティブヘルスケア
5月12日 女性のライフステージ各期にける看護
5月19日 わが国の女性の健康問題のトピックス
5月26日 試験とまとめ
6月 2日 女性への健康教育

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
テキストとパワーポイントなどの資料を使用する。資料を随時配布する。
テーマに沿ったレポートを授業中に課すことがある。自分の考えを積極的にのべてほしい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
母性に関して今、何が話題になっているのか。母性を取り巻く身体的、心理的、社会的環境について、新聞・本・雑誌・TVなどで取り上げられている様々な情報に関心をもって授業に参加する。
講義資料およびテキストを熟読する。

【成績の評価】
・基準
1.母性の特性、母子の健康を守るための社会資源について説明できる。
2.女性のライフステージ各期における母性看護の役割を理解できる。
3.母性に関連する各種専門領域との連携について理解できる。
4. 母性の課題について自分の考えを論述的に伝えることができる。
・方法
授業参加点(20%)、試験(80%)をもとに総合的に評価する。60点以上を合格とする。ただし筆記試験粗点60点未満の者には再試1回行う。無断欠席・遅刻は1回につき5点減点する。なお、試験の無断欠席した者への追試は行わない。

【テキスト・参考書】
(テキスト)
系統看護学講座専門Ⅱ 母性看護学概論(第14版)、医学書院

【その他】
・学生へのメッセージ
母性とはなにかを幅広く、そして柔軟に考えていきましょう。ただし、メディアの情報だけを信じず、科学的根拠を追求しましょう。
・オフィス・アワー
授業時間外の質問などに答えるオフィスアワーは月曜日12:00~13:00。ただし、これに限らず在室しているときは随時対応します。

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