【授業の目的】
1.病院と就労サポートセンターでの実習を通じて、実践的に学習する。 2.精神の健康に問題をもつ人の看護に必要な知識・技術を学習する。
【授業の到達目標】
1.学生は、患者の入院までの経過、入院中の経過、現在の主要な精神症状と身体症状、治療方針、看護方針を説明できる。 2.学生は、患者のセルフケア能力、発達課題、社会的能力を説明できる。 3.学生は、家族の対応、家族関係を説明できる。 4.学生は、患者の病気やおかれている状況をどのように認識しているかを説明できる。 5.学生は、人間性や健康な側面、精神障害の観点から多角的に患者を理解し、援助を実施できる。 6.学生は、活動に参加することで、社会参加の具体的なプログラムと精神障がい者の障害の状態を説明できる。 7.学生は、活動に参加することで、精神障がい者の社会参加に関する現状の問題点を説明できる。
【授業概要(キーワード)】
生活支援、治療的コミュニケーション、看護過程、リハビリテーション
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は、医学部看護学科のディプロマ・ポリシー(2.幅広い教養と汎用的技能、3.専門分野の知識と技能)に関与する重要な内容である。 精神看護学概論と精神の健康と保健、精神看護方法の単位を取得している必要がある。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
病院、施設実習および学内実習を行う。 病院実習では、受け持ち患者を1名担当し、看護を展開する。施設実習では、各施設の指導者の指示の下で、活動に参加する。
・日程
実習期間は9月から12月である。実習時間は8時00分から16時00分までである。 1.病院実習(1週間) 1)実習場所:山形大学医学部附属病院精神科病棟 2)実習方法:受け持ち患者を中心に看護過程を展開する。 2.施設実習(1週間) 1)実習場所:山形コロニー就労サポートセンター(山形県コロニー協会) 2)実習方法:各施設の指導者の指示の下で、活動に参加する。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
患者または利用者の安全に十分配慮しながら、指導者の下、積極的に実習に参加すること。 実習の目的、目標を常に意識しながら、実習に参加すること。 精神看護概論、精神看護方法、精神の健康と保健で使用したテキストや資料を確認しておくこと。 実習では宿題が提示される。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
精神看護概論、精神看護方法、精神の健康と保健で使用したテキスト、プリントを確認し、知識を定着させ、技術の習得に努める。
【成績の評価】
・基準
以下の7つを説明できることを合格の基準にする。 1.患者の入院までの経過、入院中の経過、現在の主要な精神症状と身体症状、治療方針、看護方針を説明できる。 2.患者のセルフケア能力、発達課題、社会的能力を説明できる。 3.家族の対応、家族関係を説明できる。 4.患者が自分の病気やおかれている状況をどのように認識しているかを説明できる。 5.人間性や健康な側面、精神障害の観点から多角的に患者を理解し、援助を実施できる。 6.活動に参加することで、社会参加の具体的なプログラムと精神障がい者の障害の状態を説明できる。 7.活動に参加することで、精神障がい者の社会参加に関する現状の問題点を説明できる。
・方法
実習記録物70点、実習参加点30点の合計100点で、60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
1.吉松和哉、小泉典章、川野雅資 編著:精神看護学Ⅰ ヌーヴェルヒロカワ 2.川野雅資 編著:精神看護学Ⅱ ヌーヴェルヒロカワ 3.田中美恵子:精神看護学-学生-患者のストーリーで綴る実習展開 医歯薬出版株式会社
【その他】
・学生へのメッセージ
事前に十分に学習して実習に臨みましょう。また、体調管理をしっかり行い、守秘義務や提出物の期限を厳守しましょう。 対応が困難な場合には、担当教員、指導者へ速やかに報告してください。
・オフィス・アワー
授業時間以外に学生の質問に答える「オフィスアワー」を齋藤研究室において、毎週火曜日の16:00~17:00に設けます。会議や出張などで不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。
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