【授業の目的】
公衆衛生看護の対象となる個人・家族・集団・組織・地域ならびに社会資源,関係機関・職種について,保健所・市町村・産業保健・学校保健実習により理解する 家庭訪問や健康相談を含む保健指導と継続支援の実習により,地域の健康課題とその解決のためのプロセスを理解する 地域の健康課題に対応した公衆衛生看護における実践能力の基礎を修得する
【授業の到達目標】
1.地域の健康課題を明らかにし,解決・改善策を計画・立案できる 2.地域の人々と協働して,健康課題を解決・改善し,健康増進能力を高めることができる 3.地域の健康危機管理について理解できる 4.地域の人々の健康を保障するために,生活と健康に関する社会資源の公平な利用と分配の促進について理解できる 5.保健・医療・福祉および社会に関する最新の知識・技術を主体的・継続的に学ぶことができる 6.実習施設の一員として,責任ある行動をとることができる
【授業概要(キーワード)】
公衆衛生看護,地域,保健師
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
専門的な公衆衛生看護活動の原理原則の活用について,臨地実習により理解し,基礎的実践能力を習得するものである
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
学内での事前・事後学習と施設での実習を行う 1.学内事前学習 2.市町村実習 3.産業保健実習 4.保健所実習 5.学校保健実習 6.学内事後学習
・日程
5月~7月 市町村実習学内事前・事後学習 1日 市町村実習 6日 産業保健実習学内事前・事後学習 1日 産業保健実習 1日 8月~9月 保健所実習学内事前・事後学習 1日 保健所実習 3日 学校保健実習学内事前・事後学習 1日 学校保健実習 1日
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
実習上のマナーを守り,学外実習だけでなく,学内実習(事前・事後学習)においても積極的に学習すること
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
3年生までの講義・演習の教科書や参考書,資料,ノート等を用いて必ず復習する 実習で学んだことは,実習で配布された資料,講義テキストや参考書,資料,ノートなどを用いて復習する
【成績の評価】
・基準
以下を合格基準とする 1.地域の健康課題を明らかにし,解決・改善策を計画・立案できる 2.地域の人々と協働して,健康課題を解決・改善し,健康増進能力を高めることができる 3.地域の健康危機管理について理解できる 4.地域の人々の健康を保障するために,生活と健康に関する社会資源の公平な利用と分配の促進について理解できる 5.保健・医療・福祉および社会に関する最新の知識・技術を主体的・継続的に学ぶことができる 6.実習施設の一員として,責任ある行動をとることができる
・方法
1.出席・実習への参加状況 毎回出席を確認し実習に対する意見・感想,自己評価を求める 実習への参加状況を評価する 2.課題学習・実習記録 記録の提出がない場合,実習への参加を認めない 3.最終評価 各実習の出席回数3/4以上を評価対象とする 市町村実習(45点),保健所実習(25点),産業保健実習(15点),学校保健実習(15点)
【テキスト・参考書】
<参考書> 標美奈子他:標準保健師講座1公衆衛生看護学概論,医学書院 中村裕美子他:標準保健師講座2公衆衛生看護技術,医学書院 中谷芳美他:標準保健師講座3対象別公衆衛生看護活動,医学書院 一般財団法人厚生労働統計協会:国民衛生の動向,厚生の指標増刊 井伊久美子他:新版保健師業務要覧,第4版,日本看護協会出版会 金川克子編:地域看護診断 技法と実際,第2版,東京大学出版会
【その他】
・学生へのメッセージ
与えられた実習内容をこなすだけでなく,事前学習を十分にした上で自分が実習で学習したいことを明確にし,現場の実習指導者に積極的に質問等をしてほしい 1.実習の詳細については,別途配布される公衆衛生看護学実習Ⅱ実習要項を必ず熟読すること 2.学外実習のため特に以下の点に留意すること ・体調を崩さないように各自健康管理に留意すること ・実習施設までの交通手段や所要時間を事前に確認し,遅刻等をしないこと ・実習施設への移動に自家用車・二輪車の運転を禁ずる
・オフィス・アワー
森鍵・赤間・地域看護学研究室(武田):学内事前・事後学習の時間 不在のこともあるため,確実に面談したい場合は事前に連絡すること 連絡先は初回の授業で周知する
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