【授業の目的】
C言語によるプログラミングの応用力を身に付けるとともに,C++言語の基礎的なプログラミングスキルを身につける.
【授業の到達目標】
[1]簡単な構造化プログラミングを行うことができるようになる 【技能】 [2]分割コンパイルとmakeを利用できるようになる 【技能】 [3]C言語を用いた応用プログラムを作成できるようになる 【技能】 [4]オブジェクト指向プログラミングとは何かを説明できるようになる 【知識・理解】 [5]オブジェクト指向プログラミングができるようになる 【技能】 [6] クラスの設計ができるようになる。 【知識・理解】 [7]プログラムのエラー検出方法を理解して,デバッグができるようになる【技能】
【授業概要(キーワード)】
プログラミング,C言語,C++言語,make,オブジェクト指向,クラス,継承,スレッド
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
本演習は,学科のディプロマポリシー3(2)の「実験・実習・演習を通じて,計画的に仕事を進め,まとめる能力を身につけている」に対応する.本演習は,プログラミング演習I・IIが履修済みであることを前提として行う.
【授業計画】
・授業の方法
演習で必要となる文法の説明や例題についての解説を参考に,与えられた演習課題についてプログラムを作成しレポートを提出するというスタイルで行われる.新型コロナウィルスの感染状況等によりオンライン授業になる場合もある.
・日程
第1部:C言語による応用プログラムの開発 第1回 分割コンパイルとmake 第2回 アルゴリズムによる性能の違い 第3回 ソーティングアルゴリズムの実装1 第4回 ソーティングアルゴリズムの実装2 第5回 グラフアルゴリズムの実装1 第6回 グラフアルゴリズムの実装2 第7回 グラフアルゴリズムの実装3 第2部:C++によるオブジェクト指向プログラミング演習 第8回 オブジェクト指向プログラミングの基礎1 第9回 オブジェクト指向プログラミングの基礎2 第10回 クラス 第11回 カプセル化とアクセス指定子 第12回 コンストラクタ・デストラクタ 第13回 継承 第14回 抽象クラス 第15回 テンプレート
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
演習課題は例題,基本課題,発展課題から構成される.レポートの配点に対して,例題・基本問題は7割分,発展課題は3割分に相当する.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
復習として,課題にあるプログラムの動作確認だけでなく,動作の意味の理解に努めること.
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標に記載されている内容の達成度を複数回のレポート(計100点)で評価する.60点以上を合格とする.
・方法
評価はレポートの点数により行う.すべての演習に出席して,すべてのレポートを提出することが合格の必須条件である.
【テキスト・参考書】
テキスト(演習資料) ・WebClassで公開する 参考書 ・「C言語によるプログラミング[応用編]」,内田智史編著,オーム社,2400円(1992) ・「C++プログラミング入門」, Gregory Satir, Doug Brown 著, 望月康司 監訳, 谷口功訳, オライリー・ジャパン, 2900円(2001) ・「CプログラマのためのC++入門」, 柴田望洋 著, ソフトバンククリエイティブ, 2640円(1999)
【その他】
・学生へのメッセージ
プログラミングのスキルは,経験を積むことにより身につくものであるので,与えられた課題以外にも自分で課題を考えて,沢山のプログラムを作成することが望ましい.
・オフィス・アワー
第1部に関しては、金曜日16:00~17:00に内澤研究室(8号館225号室)にて受け付けます.またWebClassの質問掲示板およびメッセージ機能でも随時受けつけます.第2部に関しては,齋藤(誠)研究室(工学部9号館704室)において,原則,講義が行われた日の16:00~17:00としますが,これに限らず在室しているときは随時対応します.出張などの業務で不在にすることもありますので,講義時に教員にアポイントを取ることが望ましいです.(アポイントがない場合は対応できない場合もあります.)
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