図画工作の基礎[小A]
 Basic of Art Education A
 担当教員:降籏 孝(FURIHATA Takashi),廖 曦彤(LIAO Xitong),小林 俊介(KOBAYASI Syunsuke)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):東京お茶の水女子大学附属学校教員及び在外教育施設派遣教員としてシカゴ日本人学校での教職経験がある。
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 学校教育における図画工作科教育について実践的に考察し理解する。造形美術教育としての理念と実践を具体的な実践事例を通して、また題材研究としての表現活動を行ないながら、実践的に考察し習得していく。

【授業の到達目標】
具体的な題材研究や実際の授業場面を通して、また授業研究などの特別演習において、授業テーマである実践的な教育を考察し理解を深める事ができる。
 

【授業概要(キーワード)】
造形美術教育・図画工作科教育・教科教育法・図画工作題材研究

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
 児童教育コースにおける教職科目の1つであり、小学校教員免許取得のための必修科目

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
単に講義形式の授業形態ではなく、実際の演習を取り入れた特別演習型授業方法
講義の中で1回は、実地指導講師として、附属小学校の教員に来ていただき、学校教育や図画工作についての授業を行う。
・日程
第 1回 ー 授業ガイダンス 授業のねらいと目標 実態把握調査アンケート
第 2回 ー 造形遊びの題材研究
第 3回 ー 鑑賞の題材研究
第 4回 ー 教科書研究・学習指導要領について 
第 5回 ー 題材研究 水彩絵の具による表現1 多様な表現
第 6回ー 題材研究 水彩絵の具による表現2 混色の仕方・工夫
第 7回 ー 授業研究 実際の授業場面のビデオから 山大附属小学校
第 8回 ー 題材研究 水彩絵の具による表現3 重色による工夫
第 9回 ー 題材研究 水彩絵の具による表現4 自分らしい自分だけの表現
第10回 ー 題材研究のまとめ 鑑賞 題材について・図画工作科の評価
第11回 ー 授業研究 その2 実際の授業場面ビデオから 公立小学校
第12回 ー 教育研究 現場の先生をよんで 特別ゲスト 山大附属教官
第13回 ー 題材研究 粘土による立体表現1・粘土の特徴
第14回 ー 題材研究 粘土による立体表現2・ 粘土の可塑性を生かして
第15回 ー 講義のまとめ・最終試験 レポート・作品の返却

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
ただ単位取得のため受け身で受講するのではなく主体的能動的に受講すること。学修時間についても自分自身で学習方法を工夫して受講すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
自ら考え判断し、必要な事項の下調べや準備を自主的に行うこと。
教職や教育実習に備え、授業での経験をふり返り、各自考察しながら、予習・復習の時間を自ら確保して理解を深めること。

【成績の評価】
・基準
関心・意欲をもって、意欲的に取り組み考察することができる。
自ら考え判断し、試行錯誤しながら創意工夫することができる。
自他の考えや表現を理解し、お互いに認め合い高めることができる。
・方法
・受講態度、レポート、課題作品、最終試験の結果から、総合的に評価する。
・授業内活動40点、レポート40点、課題作品20点

【テキスト・参考書】
テキスト
◎『小学校図画工作科教育法』 建帛社(けんぱくしゃ) *このテキストは、授業で必ず使います。

【その他】
・学生へのメッセージ
 受講に際して必要な用具、材料など
 カラーサインペン(8色程度のセット)はさみ カッターナイフ のり 等
 必要な材料や用具については、事前に予告し適宜説明する。
 くれぐれも必要な用具・材料などは忘れることのないように。
・オフィス・アワー
  基本的には、いつでも相談等に応じますが、日時の調整はメールにてします。

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