【授業の目的】
聴覚の障害についての基本的知識を把握するとともに、聴覚障害児者への教育的支援の基本を習得することを目的とする。
【授業の到達目標】
・聴覚障害教育の目的及び方法・生理・心理・病理についての基本的な知識について理解することができる。 ・聴覚障害児への教育課程の編成、指導内容や指導方法について理解することができる。
【授業概要(キーワード)】
聴覚障害、手話、コミュニケーション、特別支援教育、自立活動
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
・特別支援教育の発展科目、特別支援学校教諭一種免許状の必修により、特別支援教育の中で聴覚障害児の理解と支援についての習得を目指す。 ・講義だけでなく、手話や補聴器などを体験することにより聴覚障害児を理解していく。
・日程
第1回:「聴覚障害」をどのようにとらえるか 第2回:聞こえの障害とは(聴覚障害の原因・生理・病理) 第3回:聴覚障害とライフステージ 第4回:聞こえの障害の教育的評価 第5回:聴覚検査と聴覚障害 第6回:手話の活用について 第7回:補聴システムと発音・語 第8回:コミュニケーションモード 第9回:コミュニケーションの発達 第10回:超早期・幼児期の聴覚障害とコミュニケーション 第11回:ろう重複障害のコミュニケーション発達 第12回:社会性とアイデンティティ 第13回:聴覚障害教育の教育課程 第14回:自立活動の在り方 第15回:今後の課題とまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
・1年次で学習した手話を復習して、聴覚障害児のコミュニケーションの代替機能について理解してほしい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
・実生活の中で、聴覚障害児への視覚的支援にはどのようなものがあるかを具体的に調査してほしい・
【成績の評価】
・基準
・聴覚障害教育の目的及び方法・生理・心理・病理についての基本的な知識について理解することができたか。 ・聴覚障害児への教育課程の編成、指導内容や指導方法について理解することができたか。
・方法
出席・授業態度・課題レポートによって評価する。(出席が30%、授業でのディスカッション等が20%、課題レポートが50%)
【テキスト・参考書】
テキスト:特に指定なし。必要に応じてプリントを配布する。 参考書:中野善達・根本匡文著『聴覚障害教育の基本と実際』(田研出版,2008) 参考書:脇中起余子著『聴覚障害教育これまでとこれから』(北大路書房,2009)
【その他】
・オフィス・アワー
非常勤講師 連絡がある場合には、世話係の三浦・川村までメールで連絡をしてください。
|