【授業の目的】
日本の中世文学の代表的な作品『つれづれ草』をよみ、作品の内容、作者の思想、時代状況などを理解する。
【授業の到達目標】
1 作品を相対として理解できるようになる。 2 兼好の人物像を把握できるようになる。 3 日本の中世期、特に鎌倉末期、南北朝期の思想や生き方を理解できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
随筆文学 中世 兼好法師 つれづれ草 無常観
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
教員免許状(国語)取得のための選択科目。教科に関する科目(国語)。
【授業計画】
・授業の方法
基本的に受講者は対象部分を朗読し、口語訳をする。その後、補足・解説・観賞をする。
・日程
第Ⅰ回:第一段は何を言っているのか。古典と読者に関係。 第2~5回:無常とは何か。 第6~9回:兼好の描いた人々。中世の人間像。 第10~12回:兼好の人生。 第13・14回:後人と兼好。 第15回:まとめ。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
テーマごとに章段をまとめて読み進めるので、次の授業で取り扱う予定の段を読んで、自分なりの印象をもって授業に臨むこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
中世の無常観は、時代背景を知るとより理解が進むので、授業で紹介した参考文献にも目を通すこと。
【成績の評価】
・基準
1 作品を相対として理解できたか。 2 兼好の人物像を把握できたか。 3 日本の中世、特に鎌倉末期・南北朝期の思想や生き方を理解できたか。
・方法
毎回提出する質問・感想(50点)と最終レポート(50点)による。
【テキスト・参考書】
テキスト:『徒然草』(角川ソフィア文庫・小川剛生) 参考書:『新編日本古典文学全集 徒然草』など、注釈書、参考書は多いので、授業時に紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
古典作品は、なぜだろう、どうしてだろうという視点で見ていくと、意外な発見があるはず。自分との違いをしっかりと感じ取ってほしい。
・オフィス・アワー
木曜14:00〜17:00。山﨑研究室。面談希望の場合はできるだけ事前に連絡してください。連絡先は授業でお知らせします。
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