【授業の目的】
『源氏物語』の構造・各巻の特徴・主要人物の物語内部での役割・国文学史上での位置を理解する。
【授業の到達目標】
1 『源氏物語』の主要部分の講読を通して、その三部構造を理解できるようになる。 2 各巻の特色・主要人物の特質を理解できるようになる。 3 『源氏物語』の国文学史上の位置づけができるようになる。
【授業概要(キーワード)】
源氏物語 平安物語文学 平安文学史 紫式部 光源氏 紫の上
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
教員免許状取得のための選択科目。教科に関する科目(国語)。特に古典文学として世界的に著名な『源氏物語』を取り扱う。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
『源氏物語』の主要部分を、第一部(桐壺)から、主人公の生涯に沿って講読していく。一部、『源氏物語』の全体像について講義を加える。
・日程
第1回:『源氏物語』概説。 第2回:桐壺巻講読(1) 第2回:桐壺巻講読(2) 第3回:帚木巻講読 第4回:空蝉巻講読 第5回:夕顔巻講読(1) 第6回:夕顔巻講読(2) 第7回:第二部の解説 第8回:若紫巻講読(1) 第9回:若紫巻講読(2) 第10回:若紫巻講読(3) 第11回:第三部の解説 第12回:若紫巻講読(4) 第13回:末摘花講読 第14回:『源氏物語』全体をみる 第15回:まとめ・平安時代における『源氏物語』と後代への影響
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
事前に配布したプリントをしっかりと読んだ上で、授業に臨むことが大切です。質問は大歓迎。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
『源氏物語』を対象とした入門書や概説書、文学史、あるいは高校時代の『国語便覧』などを読んで、理解を深めておくとよりわかりやすくなると思われます。
【成績の評価】
・基準
1 『源氏物語』の基本構造とその意義が理解できているか。 2 各巻の特質・主要人物の特徴を理解できたか。 3 文学史上の『源氏物語』の位置を理解できたか。 以上の観点で評価します。
・方法
毎回提出してもらう小課題(小課題・質問・意見・感想)が7割、期末レポートが3割という割合で採点します。
【テキスト・参考書】
テキスト:『源氏物語 一』(岩波文庫・柳井滋・他5名校注) 参考書は大量にあるので、授業時に紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
取りあえず、高校時代の参考書を見ておくと理解しやすい。新書でも概論書でも、『源氏物語』は多く出版されているので、目を通したほうが分かりやすいと思われる。
・オフィス・アワー
木曜14:00〜17:00。山﨑研究室。面談希望の場合はできるだけ事前に連絡してください。連絡先は授業でお知らせします。
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