地理学野外実習A
 Field practice on geography
 担当教員:熊谷 誠(KUMAGAI Makoto)
 担当教員の所属:地域教育文化学部
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):ジオパーク推進協議会勤務時に大学の地理学・防災関連の実習・巡検のプログラム提供,受入れの実務経験がある。
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
フィールド調査を通して景観学としての地理学の特性を理解し,景観を構成する諸要素を認知し各要素間の連関・相互作用とそれらが織りなす地表システムを理解する.

【授業の到達目標】
・関東・伊豆地方の自然(地形等)都市および村落の景観と昨日,地域の産業について,実際に観察して理解できるようになる。
・事前学習および事後報告会を含めて,地域のさまざまな側面について調べる方法(地形図の読図や利用,各種統計の入手と加工,フィールドノートの取り方,写真撮影と整理法等)を身につける。

【授業概要(キーワード)】
フィールド調査,地表システム,景観分析

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
フィールドワークを通じて,学生自ら問題を発見し,個々人または共同でその解決までの論理的道筋を見いだす能力を獲得する.

【SDGs(持続可能な開発目標)】
08.働きがいも経済成長も
11.住み続けられるまちづくりを
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
集中形式でフィールド調査法を学ぶ
・日程
・4月以降,ガイダンスを含めて複数回の事前学習会(参加必須)を実施する。掲示板等でアナウンスされるので注意すること。
・実習は8月に4泊5日の行程で予定しているが,時期の変更の可能性もある。事前学習会や掲示板等で連絡する。
・実習地域は関東および伊豆地方を予定している。
・事前学習会の時間を利用して,対象地域,巡検内容等を相談の上決定し,出発の2週間前までに対象地域の関連文献・資料の検索および紹介を行う。
・実施後は指定されたテーマに基づいてレポートにまとめて提出する。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
文献・資料等での事前学習を通じて対象地域の景観や機能,産業等について学び,興味・関心を高めておくこと。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
調査地域に関する文献・資料の検索および講読を通じて予備知識を得ておくことは不可欠.自らの観察事項を,既存資料等と比較することで地域の変化や問題点を明らかにする。さらには地域性にまで踏み込んだ考察を行う。

【成績の評価】
・基準
以下の点を踏まえて評価する。
事前学習会への参加と発表,実習への参加,実習後のレポートおよび報告会への参加と発表をふまえて,授業概要(到達目標)に対してどの程度達成されたかで評価する。
・方法
・事前学習会(セミナー)への参加と発表(必須:30%)
・実習への参加(必須:40%)
・実習後のレポート及び報告会への参加と発表(30%:ただし,必須とされる事前学習会・実習を欠席したものは成績評価の対象とならない)

【テキスト・参考書】
事前学習会の中で指示し、必要に応じてプリント資料を配布する。
調査地域の既刊論文を自ら収集しまとめること。

【その他】
・学生へのメッセージ
事前および事後の学習会参加が必須となる。
・オフィス・アワー
月曜日の16:20~17:50 授業で周知するメールアドレスに連絡してください。

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