異文化交流とインターネット活用
 Intercultural Communication on the Internet
 担当教員:中西 達也(NAKANISHI Tatsuya)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース非常勤講師
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 (1)インターネットを活用した異文化交流に関わる取組がどのように発信されているかをとらえることを目的とする。
 (2)ネットワーク(インターネット)の基本的概念とスキルを身につけることを目的とする。

【授業の到達目標】
 (1)自らが設定する課題(テーマ)の作成(授業の方法参照)を通して,多様な価値観を相互に尊重し合う態度など異文化交流のために必要な考察の観点を身につけることができる。
 (2)山形大学の学術ネットワーク(YU-NET)を例にIPアドレス,メディアアクセスコントロール(MAC),サブネットマスクを理解した上で,ネットワークの基本概念をを身につけることができる。
 (3)検索式を理解し,効果的な検索エンジンの活用を身につけることができる。

【授業概要(キーワード)】
 異文化交流,ネットワークの基本,検索エンジンの検索式

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
 この科目は,教科に関する科目(英語)で,施行規則に定める科目区分は異文化理解です。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
 ○インターネットにつながったコンピューターを囲んだ演習形式の授業になります。
 ○授業では,インターネットを活用した異文化交流に関わる取組がどのように発信されているかについて次に示す観点から考察を行うことになります。
 ○考察の観点は;内容に関して (1)自文化と異(他)文化で扱われている内容に違いや共通部分を見いだせるか。(2)自文化の発信以外に,異文化交流に関わる取り組みととらえられる部分はどこか。 ;表現に関して (1)不特定多数に情報を発信しているという意識をどのようなところにみることができるか。(2)情報発信者と異なる意見や価値観をもつ人に対しての配慮はどのようになっているか。(3)異なる意見や価値観をもつ人に対して共通の議論の場を設けたり,説得したりするための試みはどのようになっているかです。
 ○受講者が自ら設定する課題(テーマ)は主題文の作成によって指導します。
 ○主題文に関するプレゼンを必要に応じて行います。
・日程
 第1回:オリエンテーション
 第2回:ネットワークの基本的概念とスキルについて
 第3回:課題と考察の視点観点に関する解説
 第4回:内容に関する考察
 第5回:表現に関する考察
 第6回:自らが設定する課題(テーマ)へつなげるキーワード・フレーズを考えよう
 第7回:検索式の理解と効果的な検索エンジンの活用,論文に特化したサーチエンジン
 第8回:検索式の理解と効果的な検索エンジンの活用,論文に特化したサーチエンジン
 第9回:PDIC形式,並びに,それらに関係するソフトウエアの活用(英語を扱うために)
 第10回:PDIC形式,並びに,それらに関係するソフトウエアの活用(英語を扱うために)
 第11回:課題(テーマ)に関する主題文の作成・章立て・考察の指導
 第12回:課題(テーマ)に関する主題文の作成・章立て・考察の指導
 第13回:課題(テーマ)に関する主題文の作成・章立て・考察の指導
 第14回:課題(テーマ)に関する主題文の作成・章立て・考察の指導
 第15回:授業のまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
 レポートで扱うテーマとどのように論を進めるのかについて,いつも意識を向けておくことが必要です。課題研究・卒業研究にむけテーマを考えて行くときと同じです。このことが良き予習にも復習にもつながります。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
 レポートで扱うテーマとどのように論を進めるのかについて,いつも意識を向けておくことが必要です。課題研究・卒業研究にむけテーマを考えて行くときと同じです。このことが良き予習にも復習にもつながります。

【成績の評価】
・基準
 以下の観点でレポートを評価します。
 適切な章立て,引用の表記箇所と自身の論述箇所との区別がはっきりしているか。
 シラバスに示されている考察の観点がきちんととらえられ,記述されているか。
 指示された書式等がきちんと守られているか。
・方法
 基本的に提出されたレポート(100点満点)で評価します。形式等の詳細は授業で知らせます。また,授業参加・プレゼン・態度点として±20点があります。

【テキスト・参考書】
 アルク『英辞郎』制作チーム (著)『英辞郎 第十版(辞書デーVer.151/2018年3月9日版) (DVD-ROM) 単行本』。ただし,新版が出版されている可能性があるので,指示があるまで購入しないこと。
 また,必要に応じてプリントを配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
 ネットワークに接続して情報検索・収集を行い,レポートを作成するためにパソコンを持参してください。
・オフィス・アワー
 疑問点や質問など,本授業にかかわることはもちろん,私で応えられることは相談にのります。詳しくは講義で連絡します。

21216170-2023-08-22654