学習開発デザインセミナーⅠ
 Seminar for Design of Learning Development Ⅰ
 担当教員:三浦 光哉(MIURA Kouya),今村 哲史(IMAMURA Tetsunori),大澤 弘典(OHSAWA Hironori),江間 史明(EMA Fumiaki),三浦 登志一(MIURA Toshikazu),石﨑 貴士(ISHIZAKI Takashi),澁江 学美(SHIBUE Manabi),森田 智幸(MORITA Tomoyuki),熊谷 誠(KUMAGAI Makoto),川村 修弘(KAWAMURA Nobuhiro),吉田 尚史(YOSHIDA Naofumi)
 担当教員の所属:大学院教育実践研究科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教員経験がある。
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:特別演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
 本授業は、学生が設定した主題に関わる先行研究と研究方法の検討を通して、教職の高度な専門性への関心の明確化を図り、それを担う基礎的な思考力や表現力などを育成することを目的とする。

【授業の到達目標】
・教職の高度な専門性についての自己の関心を明確に記述できる。(知識・理解)
・確かな「授業力」や特別支援教育の実践力、高度な教科の専門性にもとづく授業構成力を身につけるための基礎的な思考力や表現力などを、自分の設定した主題に関わる先行研究と研究方法の検討を通して身に付けるようにする。(技能)

【授業概要(キーワード)】
授業力、教科の専門性、特別支援教育力

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
児童教育コースのチャレンジプログラムの発展科目である。教職大学院の入学資格認定の準備を進める科目である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
 本授業は、学生の主体的な学習を保証するために、<学習開発><教科教育><特別支援教育>の3つの系を設ける。学生が自分の実践的研究課題に応じる<系>を選択し、それを中心に、担当教員の分担によって、授業を実施する。分担して授業を行うが、授業内容全体については、全担当教員が随時、連絡調整する。
 オリエンテーションでは、講義のねらいと方法の共通理解をはかる。学生の研究関心の発表、<系>の担当教員の紹介により、学生の課題に応じた研究計画をたてる。授業は、学生が選択した<系>を中心に行う。学生の研究関心に応じて<系>の担当教員が演習を行う。先行研究と研究方法の検討に重点を置く。
 コーディネートは、大学院教育実践研究科の学生指導担当代表が行い、評価入力は、学生が選択した<系>の教員が行う。
・日程
第1回: オリエンテーション/講義のねらい及び進め方の説明、学生の研究関心の発表と<系>の担当教員の紹介(全担当教員)
第2回: <系>に分かれて、学生の関心に応じた研究計画をたてる/各<系>の担当教員
第3回: 先行研究の概説/学生が選択した<系>ごとに分かれて演習(各<系>の担当教員)
第4回: 先行研究の検討1(研究史上で注目すべきもの)/同上
第5回: 先行研究の検討2(最近の動向から注目すべきもの)/同上
第6回: 先行実践の概説/同上
第7回: 先行実践の検討1(実践史上で注目すべきもの)/同上
第8回: 先行実践の検討2(最近の動向から注目すべきもの)/同上
第9回: 先行研究および先行実践の到達点の検討/同上
第10回:先行研究および先行実践の課題の検討/同上
第11回:研究方法論の概説/学生が選択した<系>ごとに分かれて演習(各系の担当教員)
第12回:研究方法論の検討/同上
第13回:研究関心の発表準備/同上
第14回:<系>を中心に、学生が発表を行い、研究関心の交流を行う。/各<系>の担当教員
第15回:大学院教育実践研究科で実施される「教職実践プレゼンテーションⅡ中間発表会」に参加し、各報告の先行研究の扱いを検討したレポートを提出する。(全担当教員)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
自分自身の課題意識とそれを着想した事実との関係意識して、先行実践や先行研究の検討を進めて下さい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
先行実践及び先行研究の理解のためには、原典や関連資料に広くあたる必要がある。授業で扱った文献の関連資料を広く集めて、検討して下さい。

【成績の評価】
・基準
成績評価基準:C(合格に必要な最低限度)基準
・教職の高度な専門性についての自己の関心を述べることができる。
・研究における先行研究と研究方法の検討の意義について整理して述べることができる。
・方法
以下の観点から、授業中の発表や討論、レポートを中心に、総合的に評価する。
・先行研究及び先行実践の検討に関わるレポート 35%
・自分の設定した研究関心の交流のためのレポート 35%
・教職実践プレゼンテーションⅡ中間報告会に参加してのレポート 30%

【テキスト・参考書】
小笠原喜康『最新版 大学生のためのレポート・論文術』講談社現代新書。
受講生の設定した主題に関する文献は、担当教員より指示します。

【その他】
・学生へのメッセージ
自分のオリジナルな「問い」を、先行実践及び先行研究を引用して考えてください。
・オフィス・アワー
日時や連絡先等は、各教員から授業の際に具体的にお知らせします。

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