【授業の目的】
東南アジア研究の大家アンソニー・リードによる通史の後半(近現代)を読み合います。東南アジア近代史の大きな流れを学びます。 。
【授業の到達目標】
国家形成、近代化、植民地支配、脱植民地化、ナショナリズムといったテーマに即して、東南アジア近現代史を掘り下げます。授業を通して、考える力、口頭で説明する力、読む力、書く力を身につけます。
【授業概要(キーワード)】
東南アジア、近代史、環境、開発、国家形成、ナショナリズム、アイデンティティ、マイノリティ、権威主義、
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:51~75% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
この授業は,人文社会科学諸問題について学際的観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるために編成される科目である(人文社会科学部のカリキュラム・ポリシー)。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 02.飢餓をゼロに 03.すべての人に健康と福祉を 05.ジェンダー平等を実現しよう 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
歴史書の輪読を、担当箇所を履修生が発表するという形で進めます。読む力と発表する力を身につけます。
・日程
第1回 イントロダクション 第2回 熱帯プランテーションへの道 1780-1900年 第3回 自律性の退潮と最後の抵抗 1820-1910年 第4回 国家をつくる 1824-1940年 第6回 人口増加と貧困 1830-1940年 第7回 消費する近代 1850-2000年 第8回 進歩と近代 1900-1940年 第9回 20世紀半ばの危機 1930-1954年 第10回 権威主義的転回 1950-1998年 第11回 商業への回帰 1965年以降 第12回 ネーションをつくる、マイノリティをつくる 1945年以降 第13回 世界のなかの東南アジア 第14回 書評論文草稿:討論 第15回 書評最終稿:討論
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
毎週、30−40頁(日本語)ほどの課題文献が課されます。頁数は多くありませんが、前提とされている知識のレベルが高いので、調べながら読まないと内容を理解できません。発表担当者は、辞典などを使い、授業前に調べてスライドもしくはレジメを作成しておくことが求められます。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
履修生が順番に口頭発表を担当します。発表後に教員を含めた討論で授業を進めます。討論では、履修生による参加が必須です。
【成績の評価】
・基準
東南アジア近代史の展開を、世界史の大きな文脈の中で、説明できるようになること。
・方法
授業での発表 30%、授業での討論 40%、書評論文 30%
【テキスト・参考書】
アンソニー・リード 著 『世界史のなかの東南アジア 歴史を変える交差路』下巻
【その他】
・学生へのメッセージ
東南アジアの近現代史は複雑ですが、優れた歴史書が昨年発刊されました。一緒に学びましょう。
・オフィス・アワー
金曜日 1030-1200 (他の時間帯も可能です。事前に連絡してください。)
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