グローバル・プロブレマティーク基礎演習a
 Global Problematique (a)
 担当教員:宇津 まり子(UTSU Mariko)
 担当教員の所属:人文社会科学部人文社会科学科グローバル・スタディーズコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
SDGsの一つ、ジェンダーについて学びます。ジェンダーという概念を打ち立てたフェミニズムを概観しつつ、家族、メディア、仕事など、日常の具体的な事象をジェンダーという観点から見ることを目的とします。

【授業の到達目標】
ジェンダーという概念を理解し、文化、教育、歴史、芸術と批評、性役割、摂食障害、セクシュアリティなど、日常の雑多で多様な現象をジェンダーの観点から分析し、自分の言葉で説明、表現できるようになる。

【授業概要(キーワード)】
グローバル・スタディーズ、ジェンダー、フェミニズム

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:51~75%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:51~75%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:51~75%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:51~75%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:51~75%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
グローバル社会で活躍するために必要な知識と教養を身につけ、人文・社会科学の分野横断的な視野を養成するため、ジェンダーを学ぶ。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
05.ジェンダー平等を実現しよう
16.平和と公正をすべての人に

【授業計画】
・授業の方法
この授業では、ジェンダーに関する文献を読み、発表し、議論することで、ジェンダーについて「読み、書き、聞き、話す」ことができるようになることを目指します。資料は毎回よく読んで出席することを求めます。また、各回、担当者に発表してもらい、議論のリーダーを務めてもらいます。
・日程
第1回:授業説明
第2回〜3回:ジェンダー・スタディーズの概要
第4〜14回:初回の授業で学生と相談の上、トピックと発表者を決定し、スケジューリングします。
第15回:発表会

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
発表者であるかないかに関わらず、資料は毎回よく読み、授業内でのディスカッションに参加してください。発表者には、担当になった箇所のレジメを作り、授業内で説明・問題提起を行なってもらいます。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
上と重なりますが、資料はよく読んでください。授業を経て気になったことや、気がついたことについては、自分で調べたり、文献を読んで理解を深めていくことを心がけてください。

【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い、知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理性、表現力)に関して総合的に判断する。具体的には、
1)授業への参加(積極的に質問ができているか)
2)担当箇所の発表(資料を理解した上で発展させられているか)
3)授業内容の理解(期末の発表とレポート)
・方法
上記1)〜3)に準じ、授業への参加30%、担当箇所の発表40%、授業内容の理解30%で評価します。

【テキスト・参考書】
授業内で用いる資料は、教員が用意し、WebClassを通じて配布します。参考書としては、岩波書店の「思考のフロンティア」シリーズの関連図書(『フェミニズム』(竹村和子)、『クイア・スタディーズ』(河口和也)、『ジェンダー/セクシュアリティ』(田崎英明)など)が読みやすいですが、興味のある分野によって大きく異なるので、相談してください。

【その他】
・学生へのメッセージ
グローバル・プロブレマティーク基礎演習は指定クラス制となっており、受講者の側でクラスを選択することはできません。クラス分けは、学期の初めに掲示します。また、この授業はGSコース学生のみを対象とした授業であり、他コースからの履修は原則として認めません。
・オフィス・アワー
月曜日16:20-17:50。その他の時間でも対応できますが、事前にメールなどで日程調整をしてください。

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