【授業の目的】
本授業では、グローバル・プロブレマティークという共通の枠組みの中で、各クラス指定されたテーマに沿って授業を進めます。この授業(基礎演習e)では、ことばとコミュニケーションというテーマを中心に、グローバルな視点からことばとコミュニケーションを見つめ、それを学術的に分析・考察する基礎的な理解力と表現力を養成することを目指します。
【授業の到達目標】
さまざまな文献や映像を通じて、グローバルな視点からことばとコミュニケーションを見つめ、それを学術的に分析・考察する基礎的な理解力と表現力を身につけることを目標とします。具体的には下記の三つです。 (1)ことばとコミュニケーションをめぐる基本文献や映像の要点を説明できる。 (2)さまざまなことばの「現象」に触れ、それらをグローバルな視点から自分自身の力で分析できるようになる。 (3)身の回りのことばとコミュニケーションに関する興味深い現象について、授業で学んだ学術的手法に基づき、文献の研究を通じた自分自身の独創的な分析を提示できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
グローバル・スタディーズ ことば コミュニケーション 言語現象
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
グローバル・スタディーズコースの2年次生を主たる対象とした必修科目であり、本格的な専門分野の勉強を進めるための基礎的能力を養成するものです。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 05.ジェンダー平等を実現しよう 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
演習形式で授業を進めます。前半は、ことばとコミュニケーションに関する文献や動画などを用いて、ディスカッション形式で進めます。後半は、学生によるグループ・プレゼンテーションとそれに関するディスカッションを行います。現時点の日程は以下の通りです。
・日程
第1回 Introduction 第2回 Introduction 2: What is language? 第3回 Language and Communication 第4回 Verbal and Non-Verbal Communication 第5回 'Universality' of Language 第6回 The Human Language Series (1) 第7回 The Human Language Series (2) 第8回 The Human Language Series (3) 第9回 〜第15回 Student Presentation and Discussion
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
課題を提出してから授業に臨むこと。授業中は積極的に発言し、ディスカッションに参加すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
毎回、次週までの課題が提示されるので、授業開始前にウェブクラスで課題を提出してから授業に臨むこと。
【成績の評価】
・基準
さまざまな文献や映像を通じて、「グローバル」な視点からことばとコミュニケーションを見つめ、それを学術的に分析・考察する基礎的な理解力と表現力を身につけることができたかを評価の基準とします。課題、発表、レポートに積極的かつ真摯に取り組み、上記の目標が一定以上向上していれば合格基準を満たすものとします。
・方法
(1)ことばとコミュニケーションをめぐる基本文献や映像の要点を説明できているか、(2)さまざまなことばの「現象」に触れ、それらをグローバルな視点から自分自身の力で分析できているか、(3)身の回りのことばとコミュニケーションに関する興味深い現象について、授業で学んだ学術的手法に基づき、文献の研究を通じた自分自身の独創的な分析を提示できるようになっているかを評価します。成績評価における各課題等の割合は以下のとおり。
授業への積極的な参加 30% 毎週の課題20%、グループ発表 30%、期末レポート20%
【テキスト・参考書】
教材は基本的にこちらで準備します。詳細は、初回に指示します。
参考書:最新版 論文の教室〜レポートから卒論まで 戸田山和久 NHK出版.
【その他】
・学生へのメッセージ
グローバル・プロブレマティーク基礎演習は指定クラス制となっており、受講者の側でクラスを選択することはできません。クラス分けは学期の初めに掲示します。GS基礎演習はGSコースの学生のみを対象とした授業であり、他コースからの履修は原則として認めません。
・オフィス・アワー
火曜日 14:40-16:10 その他の時間でも相談可。ウェブクラス経由でメッセージをください。
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