イベントマネジメントとプレゼンでみがく社会人基礎力(学際)
 Improve your social skills through event management and presentations(Interdisciplinary Study)
 担当教員:山本 陽史(YAMAMOTO Harufumi)
 担当教員の所属:山形大学
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):山形大学アドミッション担当教授(入試広報業務主担当)・山形大学高校生朗読コンクール企画運営責任者
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
第16回『山形大学』高校生朗読コンクールの運営と、高校生や先生・保護者向けに『山形大学』を紹介するプレゼンテーション(対面・オンライン・動画のいずれか複数)を通して『山形大学』の高大連携事業をサポートする授業です。高大連携の取り組みを通して社会との接点を持ち、大学生・近い将来の社会人としての成長を促すことが目的です。
※前期授業終了後にコンクールが開催されますので業務を夏以降もお願いします。その旨お含みおきください。

【授業の到達目標】
1)山形大学の成り立ちや現状を理解し、説明することができる。【知識・理解】
2)グループワークを通して他者と連携しつつ各自の役割をきちんと果たすことができる。【態度・習慣】
3)山形大学の情報を高校関係者にプレゼンテーションで的確に発信できる。【技能】
4)イベントを計画的かつ適切に運営できる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
高大連携、朗読コンクール、プレゼンテーション、グループワーク、オンライン

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
山形大学は地域に根ざすことを標榜しています。大学が立地し、皆さんが学生生活を送る山形について深く知るための科目です。同時に基盤共通教育の役割の一つである、大学生として学んでいくため、社会人として生きていくための確固たる人間力を身につけるための科目でもあります。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
11.住み続けられるまちづくりを

【授業計画】
・授業の方法
『山形大学』を高校の先生・保護者・高校生に発信するため、以下の複数の事業に取り組んでもらいます。
※授業は状況次第ですが、原則対面で行うつもりです。朗読コンクールは新型コロナの感染状況によってオンラインで録画のオンデマンド配信での実施を想定しています。もし対面型での実施が可能な状況になれば切り替えます。
 1.高校生や保護者を対象とした『山形大学』での学生生活を紹介するプレゼンテーション(スライド・説明動画)を作成する。
 2.東北6県の高校生を対象とした【「第16回山形大学高校生朗読コンクール」の実施運営】を行う。
・日程
1回目 概要説明
2回目 達成目標の設定
3回目~14回目  グループワークで以下のことを行います。
1.プレゼンテーション資料・動画作成では、まず以下の点についてまとめていきます。途中でプレゼンの依頼が入った場合は適宜対応します。
  ・山形大学の良さ  ・山形大学を進学先に選んだ理由  ・現在の学生生活(授業、サークル、住居、アルバイト)  ・これからの大学在籍中での目標等(どういった研究をしたいか等)
  ・留学等の希望   ・高校生に向けて受験勉強のアドバイス
2.朗読コンクールの準備・運営
 まずイベントの運営方法を学びます。その後役割分担の決定し、
以下のことを行います。
 運営マニュアル・課題作品のポイント動画作成、本選シナリオ制作(本選動画上の司会進行)・学長定例記者会見に出席して朗読コンクールの告知
15回目 最終確認と達成度自己評価報告書の作成
※保護者説明会・朗読コンクールの開催は前期授業日程終了後になります。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
他に例を見ない独特の授業ですのでとまどいを感じる人もいると思いますが、他者や社会と接する機会が多く、協調性と個性を磨くことができます。また、自身の創意工夫を発揮できる機会が多く、自己を成長させることを意識しながら取り組むことを求めます。イベントや母校訪問がありますので授業時間外の学習時間は30時間程度必要です。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
積極的に外部のイベントを参考にしたり、山形大学について調べてみましょう。また、高校生朗読コンクールの課題は東北ゆかりの文学作品が選ばれます。内容、作者、時代背景なども調べてみましょう。

【成績の評価】
・基準
本シラバスに提示した到達目標に基づき、プレゼンスライドや動画などの成果物と各自が設定した到達目標の達成度を自己評価した報告書と教員の観察をもとに成績評価を行います。
・方法
きちんと出席できること(三分の二以上出席が合格の最低条件)を前提とします。
成果物(パンフレット・動画・コンクール運営マニュアル等) 60%
達成度自己評価報告書 40%

【テキスト・参考書】
事前にテキストや参考書は指定しません。必要な場合は適宜配付します。

【その他】
・学生へのメッセージ
山形大学は学生の創意工夫を大切にし自主性を重んじ、特に基盤共通教育では社会人となるための基礎力を磨き成長をサポートします。この授業はまさにその目的のための授業です。自分を磨きたい人の受講を待っています。
・オフィス・アワー
入試広報業務で出張が多いため、質問・相談は事前にメールで日時を確定して実施します。

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