【授業の目的】
この授業は基盤共通教育教養科目として、広く捉えた「リーダーシップ」の歴史を題材に基礎的知識を身につけ、歴史的思考力を養うことを目的としています。
【授業の到達目標】
1)広く捉えた「リーダーシップ」の歴史について基礎的知識を理解し、他者に対して説明する(述べる、記述する)ことができる。【知識・理解】 2)広く捉えた「リーダーシップ」の歴史に関連するテーマに則した問いを発し、探求学習を展開できる。【技能】 3)広く捉えた「リーダーシップ」の歴史に興味を持ち、来し方行く末を考えることに主体的に取り組むことができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
リーダーシップ,メンバーシップ,パートナーシップ,フォロワーシップ,歴史,マネジメント
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
基盤共通教育教養科目:文化と社会(歴史学) 教養的学びの一環として、広く捉えた「リーダーシップ」の歴史についての基礎的知識を身につけるための授業です。所謂「カリスマ型リーダーシップ」から離れて多様化した現在の「リーダーシップ」象を端緒に歴史上の「リーダーシップ」を遡りながら学んでいきます。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 10.人や国の不平等をなくそう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
1)この授業は対面形式で行うが、新型コロナウィルス感染症の影響などによりオンデマンド授業に変更される場合がある。その際は授業内容の変更を伴うのでアナウンスに注意されたい。 2)授業スライド等の教材は期限を設定してWebClassに提示する。 3)毎回史資料を基に広く捉えた「リーダーシップ」について、現代からその発祥に至るまでを遡る形で歴史的見地から取り扱った講義を行う。 4)授業の中で課題発見・探求活動(発表・レポート)を行う。
・日程
第1回 ガイダンス 授業前アンケート 第2-7回 講義前半・課題発見探求計画の作成 第8回 中間報告・相互評価 第9-13回 講義後半・最終報告発表資料作成 第14回 最終報告・相互評価 第15回 リフレクション・レポート課題 授業後アンケート
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)WebClassの活用が必須となるため、利用方法についてよく理解しておいてください。 2)史資料を読み、理解していることを前提として講義を行います。講義中は必要な部分のメモを取るなどしてノートを作成し、講義後は復習を行ってください。 3)日頃から新聞等の関連する記事に目を通し基礎的知識を増やすとともに、自分なりの観点・問題意識を養っておくと探究活動の際に役立ちます。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)毎回学んだ内容に関する課題が出るため、授業終了後にはこれらの課題に取り組み、出来れば学んだその日のうちに提出するようにしてください。 2)毎回の課題は提出前に必ず見直しを行い、求められている内容を満たしているか、誤字脱字はないか、などを確認してから提出するよう心がけてください。 3)基礎知識が無い状態で考えたり議論をしても得るものが少ないことから、予習は必須になります。時間を確保してください。 4)自分なりのテーマを定めて知的探究を行うためには、日頃から関連する書籍や新聞記事等の資料に興味関心を持って情報収集を行うことも必要です。こちらにも時間を確保してください。 5)WebClassのメッセージに注意し、連絡等の見逃しの無いようにしてください
【成績の評価】
・基準
1)課題への取り組みの中で、広く捉えた「リーダーシップ」の歴史に関する基礎知識を身につけ、2)それを活用してテーマに基づいた探究学習を行った成果を他者に伝え、3)これらの学習に関連する提出物を締め切りを守って提出出来ていることを合格の基準とする。
・方法
毎回の授業内容に関する課題への取り組み(50%) 課題発見・探究への取り組み(30%) 相互評価・ピアレビューへの取り組み(20%)
【テキスト・参考書】
テキスト 毎回の授業スライド及び適宜授業内で指示
参考書 金井壽宏『リーダーシップ入門』2005 小杉俊哉『リーダーシップ3.0』2013
【その他】
・学生へのメッセージ
リーダーシップは特別な理論ではなく、日々の生活に存在します。これから、学生生活、社会生活を送るために、必要な力です。一般的な認識ではカリスマ型リーダーシップをモデルに考えている人も多いところですが、SDGsにもパートナーシップの視点が採り入れられるなど、現代では多様なリーダーシップの在り方が前提とされて来ています。このような歴史の流れを、現代から遡ることで知識を身につけ、リーダーシップの本質を探りながら各自の「リーダーシップ論」を身につけるきっかけとしましょう。
・オフィス・アワー
新型コロナウィルス感染症の影響に鑑み、直接対話する形のオフィスアワーは設けません。WebClassのメッセージ機能を用いて連絡してください。
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