健康・スポーツ心理学概論(健康・スポーツ科学)
 Introduction to Health and Sport Psychology(Health and Sports Sciences)
 担当教員:三枝 巧(MIEDA Takumi)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
1)健康とスポーツ・身体運動などをキーワードとして,スポーツ・体育科学における,その概念や科学的知識について,スポーツ心理学およびアダプテッド・スポーツ科学の観点から理解する.
2)スポーツ・身体活動のみならず,健康の保持及び増進に関連する多様な要因についての代表的な知見について理解する.

【授業の到達目標】
1)健康の概念やスポーツ心理学,アダプテッド・スポーツ科学にまつわる用語を理解し,適切に説明できるようになる.【知識・理解】
2)健康とスポーツ・身体活動との関係について理解し,それらに関する科学的知見について適切に説明できるようになる.【知識・理解】
3)自他の健康観や健康の保持・増進を図ることに対する関心を深め,生涯スポーツ実践を支える基礎的な力を身につけることができるようになる.【態度・習慣】

【授業概要(キーワード)】
健康,スポーツ,運動,身体活動,ウェルネス,Well-being,スポーツ心理学,アダプテッドスポーツ,生涯スポーツ

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
本授業は,スポーツ文化や身体活動,さらに健康の問題等について,スポーツ・体育科学的立場から理解を深めることによって,将来にわたっての豊かなスポーツライフを計画・実践する能力を育成・習得しようとするものである.

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
1)健康,スポーツ・身体運動などにおける概念やそれらにまつわる用語,科学的知識について概説する.
2)主にパワーポイントを用いて講義を進め,必要に応じて視聴覚教材を併用する.
3)自身の心身の状態のチェックや運動プログラムのデザイン等を実習する.
・日程
第1回 ガイダンス
第2回 健康とウェルネス:健康とは何か
第3回 健康問題とヘルスプロモーション
第4回 ストレスとメンタルヘルス
第5回 メンタルトレーニングの基礎
第6回 メンタルトレーニングの応用
第7回 スポーツカウンセリング
第8回 スポーツ・運動習慣の獲得・継続に関する理論と実際:運動プログラムのデザイン
第9回 スポーツ・運動習慣の獲得・継続に関する理論と実際:運動行動の変容
第10回 アダプテッド・スポーツとは
第11回 パラリンピックの概要
第12回 パラリンピックの競技性と意義
第13回 パラリンピックの競技性とレガシー
第14回 パラスポーツとの関わり
第15回 まとめとテスト


【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
1)パワーポイントで示される内容についてノートに筆記し,参考文献等を活用しながら重要語句や科学的知見についての理解に努める.
2)授業においては建設的な批判精神をもって聴講し,リアクションペーパーやレポートには主体的な考察を記述するよう努める.
3)自身の心身の状態のチェック等の実習的な作業においては,提示される手順を基に正確にデータを測定・記録する.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)健康やスポーツ・身体活動に関するトピックスの動向に注意する.
2)授業内容を十分に復習し,理解を深めるために授業内で提示する資料・参考文献等を用いて自主的に学習するよう努める.

【成績の評価】
・基準
1)健康の概念やスポーツ心理学,アダプテッド・スポーツ科学にまつわる用語について,適切に説明できることを合格の基準とする.
2)健康とスポーツ・身体活動との関係について理解し,それらに関する科学的知見について適切に説明できることを合格の基準とする.
3)健康の保持・増進を図るための実習に積極的に参加し,自他の健康観について合理性を持って考察できることを合格の基準とする.
・方法
授業参加度(小レポート,リアクションペーパー,出席状況):40%,筆記試験:60%の合計得点をもって評点とする.

【テキスト・参考書】
1)事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはないが,必要な資料やプリントを授業ごとに配布する.
2)授業進度・学生の理解に合わせて,参考書などを適宜紹介する.

【その他】
・学生へのメッセージ
1)自主学習(復習)によって,毎回の授業内容を習得しようとする姿勢が大切です.
2)授業内外を問わず,積極的な質問を歓迎します.
3)2021年度にスポーツ健康科学概論を履修した学生は本授業を履修することができません.
・オフィス・アワー
オフィス・アワーの時間と場所は,初回授業時にお知らせします.

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