【授業の目的】
日本のモノ作りはグローバル化に伴う低コストの影響を受けて、海外への工場移設を余儀なくされています。日本から派遣される社員はマネジメントおよび品質保証に特化する傾向があり、現地採用者とのコミュニケーションが要求されています。留学のような現地人との利害に伴う摩擦の無い交流は本講義では扱わず、利害関係が伴うグローバル化でのコミュニケーションのあり方を学びます。グローバルビジネスへの理解を深め、現地採用者とのコミュニケーションをケーススタディを通して学び、グローバルの基本的な概念とビジネスの理解を深めることを目的とします。
【授業の到達目標】
1)グローバルと侵略の違いについて討議できる。【態度・習慣】 2)現地採用者から出るクレームに対応できる。【技能】 3)5つの利益の違いを説明できる。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
異文化理解、現地採用者とのトラブル解決、短納期解決
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:51~75% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:26~50% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:51~75%
【科目の位置付け】
この授業はビジネスシーンでの異文化および商習慣について様々な視点から考察することで、健全な批判精神を習得します。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
01.貧困をなくそう 05.ジェンダー平等を実現しよう 08.働きがいも経済成長も 10.人や国の不平等をなくそう 12.つくる責任つかう責任 16.平和と公正をすべての人に
【授業計画】
・授業の方法
グループ学習を基本とします。3回の課題が出ますので、その都度グループを再編成します。与えられた課題をグループごとに議論してもらい、全員に発表してもらいます。発表者への質疑応答によって授業を進めます。
・日程
第1回:ガイダンス(グローバルとは何か) 第2回:グローバル演習(グローバルの落とし穴「侵略」) 第3回:グループ分け及び第1課題発表 第4回:中間報告会(グループ発表) 第5回:振り返り 第6回:最終報告会(グループ発表) 第7回:グループ再編成および第2課題発表 第8回:中間報告会(グループ発表) 第9回:振り返り 第10回:最終報告会(グループ発表) 第11回:グループ再編成および第3課題発表 第12回:中間報告会(グループ発表) 第13回:振り返り 第14回:最終報告会(グループ発表) 第15回:振り返りとまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業はグループワークおよびプレゼンテーションなど学生主体の学習活動になります。学生が自作のパワーポイントを用いてグループメンバー全員が発表する形式を採ります。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
教師から提出された課題について、授業時間外での各グループによる調査などが大切です。その結果を発表用パワーポイントに纏めておくことが必要です。
【成績の評価】
・基準
課題にかかわる問題に対する基本的な概念および用語を理解していることを合格基準とします。
・方法
発表内容と質疑応答での態度60%+リアクションシートの提出40%
【テキスト・参考書】
指定するテキスト・参考書はありません。参考書は各課題提出時に提示します。
【その他】
・学生へのメッセージ
高校での学習では学んでいない内容が多いですが、理系・文系にとらわれない講義内容です。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問を受けるオフィスアワーですが、小白川キャンパス地教1号館2階の「建築系実験室4」と表示された研究室にて火曜日12:00~13:00の間に設けます。都合がつかない場合は学生と別途相談して適時対応します。
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