【授業の目的】
ビジネス世界の公用語である会計の基本原理および論理構造を理解し、実務の基礎を身につけることで、会計の社会的役割について理解を深めることが目的である。
【授業の到達目標】
企業会計入門(経済学)を履修した学生は、 (1)ビジネスの言語である企業会計を身につける【知識・理解】ことによって、 (2)その言語による情報を分析・利用する【理解・技能】ことができる。 (3)また、これらの分析内容が掲載される新聞記事などを読むことができる。【態度・習慣】
【授業概要(キーワード)】
複式簿記、企業会計、財務諸表
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は企業会計について様々な視点から理論的に考察することで、会計の基本的論理構造について深く理解するものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう 12.つくる責任つかう責任 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
テキストおよび配付資料にもとづいて、複式簿記の基本構造および企業会計の社会的役割について説明しながら、実践的問題を学生と一緒に考えながら解決していく。
・日程
主要なテーマおよび順序はつぎのとおりである。 Ⅰ 会計学の領域と企業会計の役割(1回) Ⅱ 企業会計の基本構造(1回) Ⅲ 会計測定システム(複式簿記システム)の一連のプロセス(8~11回) 1.企業会計の認識対象としての経済活動(1~2回) 2.経済事象の認識・測定(3~4回) 3.複式の勘定記録(2~3回) 4.財務諸表(2回) Ⅳ 会計伝達システム(会計情報の開示)と会計制度(1回) Ⅴ 会計情報の利用(1~3回) 詳しい授業日程は、一回目の授業で配付します。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
学生自身が種々の参考文献を自主的かつ主体的に学習して、講義内容を批判的に摂取するようにしてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
テキスト、授業で紹介する参考文献、および配付資料などにもとづいて、必ず予習・復習をし、疑問点などを探してください。
【成績の評価】
・基準
・企業会計の基本原理および論理構造を理解しているのか。 ・企業会計の一連のプロセスを遂行することができるのか。 ・会計情報の分析・利用が説明できるか。 上記3点を評価基準とします。
・方法
・授業中の活動、小テスト、および課題 10点 ・期末試験 90点
【テキスト・参考書】
テキスト ・桜井久勝著、日経文庫『会計学入門』〈最新版〉、日本経済新聞社。 参考書 ・授業中に紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
・授業内容が1回目から15回目まで繋がっています。途中の内容が分からないと、その後は理解することが難しいです。したがって、遅刻・欠席はしないようにしてください。 ・予習・復習をしましょう。
・オフィス・アワー
木曜日 13:00~14:00(洪研究室) 連絡先:初回の授業で知らせます。
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