山形の食を考える(春夏)(山形から考える)
 Food Culture in Yamagata -Spring/Summer- (Yamagata Studies)
 担当教員:矢口 友理(YAGUCHI Yuri),石垣 和恵(ISHIGAKI Kazue)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
この授業は山形の食文化や産業を実習を通して学ぶことで、新しい山形の食文化や産業の創造につなげることを目的とする。

【授業の到達目標】
(1)山形の食文化や産業について理解し、説明することができる。【知識・理解】
(2)山形の食材の特性を理解し、郷土料理や現代の食文化にあった食事を調理することができる。【技能】

【授業概要(キーワード)】
食文化 郷土料理 調理実習 山形 食産業

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:51~75%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
この科目は、山形の食文化や農産物について講義と実習を通して考察することで、山形における食に関わる様々な知識や技術を習得するものである。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう

【授業計画】
・授業の方法
講義と実習とを組み合わせて、『山形の食文化や産業』について体験的に学ぶ。
・日程
(1)オリエンテーション
(2)山形の郷土料理概観
(3)魚介類の保存食とその利用
(4)調理実習室の使い方説明と調理の基礎
(5)春の郷土料理
(6)山形の伝統野菜と特産野菜
(7)初夏の郷土料理
(8)山形の特産野菜を使った料理①
(9)山形のイタリア野菜を使った料理
(10)山形の特産野菜を使った料理②
(11)山形の伝統野菜や特産野菜,料理の調査
(12)山形の伝統野菜や特産野菜,料理の調査 発表準備
(13)山形の伝統野菜や特産野菜,料理の調査 発表会
(14)夏の郷土料理
(15)調理実習の振り返りと調理実習室の大掃除

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
調理実習や調査はグループワークで行います。積極的に参加し、互いに協力しましょう。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
新聞などに掲載される郷土料理や山形の食産業に目を通し、関心を深めましょう。
調理実習は必ずレシピを予習して臨んでください。実習後にレポートを課します。調理実習レポート作成にあたって、講義で学んだことも振り返りましょう。
調査は授業時間だけでは終わらないので、班のメンバーと連絡を取り合って進めてください。

【成績の評価】
・基準
1.山形の食文化や食産業について説明できること
2.山形の郷土食や山形の特産野菜を使った料理を調理できること
以上2点ができることを合格の基準とします。
・方法
講義後の小レポート(30%)、調理実習レポート・調査レポートと発表(70%)

【テキスト・参考書】
テキストとして、特に指定するものはありませんが郷土料理のレシピ集があるとよいでしょう。
参考書:
次世代に伝えよう やまがたの味 山形の郷土料理(山形市食生活改善推進協議会)
たんぼの味 庄内・やまがたのお米でつくるレシピ集(メディア・パブリッシング)
やまがた郷土料理探訪(山形県グリーン・ツーリズム推進協議会)

【その他】
・学生へのメッセージ
調理実習費として4,000円程度必要です。エプロンと三角巾、調理実習室用の内履きと外履き入れを準備してください。食物アレルギーで食べられないものがある人は、受講を決める前に担当教員に相談してください。
・オフィス・アワー
初回の講義で指示します。出張等で不在のこともあるので、対面での面談を希望する場合は事前にメールで連絡してください。

g82306099-2023-G1-78713