【授業の目的】
ドイツ統一時代 ヨーロッパの交差点・ドイツは、二ヶ国になって、また一つになったって? 戦後のドイツは、日本と違って、四ヶ国の占領軍に支配されて、その国々の文化とその違いを身近に感じるようになりました。その結果、二つに分かれてしまって、結局ベルリンの壁という、以前に想像もつかない状態にまでなってしまったのです。分かれてからほぼ四十年、また一ヶ国になりました。日本は昭和から平成になった同じ年でした。ちょうど二十九年前です。 その時のドイツ、それ以来の、今日までのドイツ、今行けば見られるドイツは、どんな国や、どんな文化ですか、どんなものが人気ありますか?そして、そんな統一の時はいったいどのような時でしたか?それらのことを、分りやすく日本語で説明して、テレビドラマやその時代の人気映画を何本も使って、お見せします。 期末に、レポートやテストではなく、戦争が終わってからのドイツと関係ある、自由に選ばれたテーマに関するものが求められています(団体発表・可)。
【授業の到達目標】
ドイツのこと、ヨーロッパのことを少しでも近く感じながら、そのヨーロッパに前より興味を覚えること。【知識・理解】
【授業概要(キーワード)】
ヨーロッパ戦後史、ドイツが二つあったときとその統一の特徴や問題、東ヨーロッパと西ヨーロッパ
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
ドイツ語圏と日本の生活、社会など特徴の比較、そして多文化交流を学ぶ授業である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
【授業計画】
・授業の方法
日本語で説明します。関連あるドイツ映画やドラマも鑑賞して、その内容についてグループワークを行います。質疑応答の機会が毎回ちゃんとあります。
・日程
最初に、戦後のドイツについて説明をして(1-2)、後でドイツ統一に関するドキュメンタリー・ドラマ(3-4)や「ビヨンド・サイレンス」(5-6)「ラン・ローラ・ラン」(7-8)などその時代のヒット作(11-12)を、字幕版で数回にわたって鑑賞します。それ以外、説明とグループワークになり(9-10)、最後の3回に口頭発表が行われます。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
ドイツやドイツ文化に対する興味を持って、楽しく参加してください。格々の映画への興味を忘れずに、分らなかったところについて、必ず質問してください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講座以外にも、ドイツ、ヨーロッパのことを忘れないでください。新聞、ラジオ、テレビでヨーロッパに関するニュースをちゃんと見ておいて、百科事典などで気になることを引いてみることを勧めます。
【成績の評価】
・基準
口頭発表と,出席、積極性(分からないことをちゃんと聞くなど)、授業態度が重視されます。
・方法
期末成績のさい、発表は(数人のグループによる発表も可能ですが)四割、受業態度は六割を占めます。
【テキスト・参考書】
必要な時に、ウェブクラスに載せます。教科書のようなものは使われていません。
【その他】
・学生へのメッセージ
ヨーロッパに興味を持つ人、映画熱心な人、どうぞ、楽しんで参加してください。
・オフィス・アワー
木曜日、午後一時半から二時半まで(基盤教育1の二階、E-204号室)。
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