【授業の目的】
本授業は、①農学に関する実験の実施および実験結果を理解するための数学的取り扱い方を修得すること、②農学で対象とする諸現象や取り扱う物理量を知るとともに、力学・微積分等の基礎の理解と簡単な問題の解法を修得すること、を目的とします。
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、 1)農学で対象とする諸現象や取り扱う物理量を列挙できる。【知識・理解】 2)微分・積分の高校レベルの基礎知識を応用できる。【知識・理解】 3)高校レベルの力学の基礎概念を述べることができる。【知識・理解】 4)実験の実施および実験結果の処理が的確にできる。【技能】
【授業概要(キーワード)】
アクティブラーニング、単位、指数・対数、線形回帰、関数、ベクトル、微分・積分、力、エネルギー、運動法則
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、農学部で学ぶ様々な講義の土台となる、高校レベルの基礎知識を復習あるいは新たに学びます。
【授業計画】
・授業の方法
この授業は対面で実施することを基本としますが、一部オンライン(リアルタイム)で実施します。 配布するテキスト・資料に沿って講義を進めます。また講義中に、内容の理解を深めるための演習を行います。
・日程
第1回:ガイダンス(花山) 第2回:指数の基礎(花山) 第3回:対数の基礎(花山) 第4回:指数と対数の応用(花山) 第5回:第1回から第4回までのまとめ(試験を含む)(花山) 第6回:ベクトル (梶原) 第7回:微分法とその応用 (梶原) 第8回:積分法とその応用 (梶原) 第9回:微分方程式の基礎 (梶原) 第10回:第6回から第9回までのまとめ(試験を含む)(梶原) 第11回:仕事と力学的エネルギー (西山) 第12回:運動量の保存 (西山) 第13回:物体の運動 (西山) 第14回:運動の法則 (西山) 第15回:第11回から第14回までのまとめ(試験を含む)(西山)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
不明な点はその日のうちに質問してください。自分なりのノートの付け方を工夫してください。関数機能付き卓上計算機を準備してください(対数・三角関数・べき乗の計算が可能なもの)。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義で示される演習問題を繰り返し解くことを勧めます。より深い知識を求めたい方は、参考図書を読んでください。
【成績の評価】
・基準
基礎的な数学概念、力学の基礎について、本講義開始時には「知らなかったこと」でも「知っていること」になったことが合格の基準です。
・方法
平常点(10点)、小テスト(30点×3回)の得点の合計をもって評点とします。
【テキスト・参考書】
テキストは指定しません。 参考書については、高校で使用した教科書を利用してください。なお、高校で数III及び物理を履修してない方は、書店で気に入った微積と物理の入門書を利用してください。なお、花山は「バイオサイエンスのための数学超入門講座(化学同人発刊)」をベースとして資料を作成しております。理解を深めるためにご参考にしてください
【その他】
・学生へのメッセージ
分からないままにせずに、その都度解決してください。
・オフィス・アワー
授業に関する学生からの質問は,各回の授業終了後または開始前に受け付けます。 またwebclassを使って、質問してもらっても大丈夫です。
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