【授業の目的】
前半は、山形県教育委員会発行の「郷土Yamagata-語って 創る やまがたの未来-」を章ごとに通読し、山形の自然や歴史、文化などについて共感するところや疑問点をグループで協議しながら山形への理解を深めます。後半は、山形県立図書館に足を運び、興味を持った山形に関連する本を借ります。その本を「ビブリオバトル」形式で紹介し合い、「チャンプ本」を決めます。参加者が面白いと思った本を持ち寄り互いの本の紹介を聞くことを通して山形に対する興味関心を喚起し、ものの見方や考え方を鍛え、プレゼン力の育成を図ります。高大接続の視点から「全国高等学校ビブリオバトル山形県大会」を観戦し、実際に審査に加わることもあります。
【授業の到達目標】
この講義を履修した学生は、山形の現状や課題について、資料をもとに関係付けたり討議したりできるようになります。【技能】
【授業概要(キーワード)】
郷土やまがた,ビブリオバトル,プレゼン
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:26~50% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:51~75% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:51~75% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は、郷土山形の過去を知り、今を考え、未来に希望を持つことができるように、幅広い知識を獲得するとともに協働性を育みます。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 11.住み続けられるまちづくりを
【授業計画】
・授業の方法
教員からの一方通行の授業でなく、学生の発表・質疑応答によって授業を進めていきます。
・日程
第 1回 ガイダンス、「ビブリオバトル」概要説明 第 2回「郷土Yamagata」グループ討論(1) 第1章 生き方を支える『山形』の精神文化 第 3回「郷土Yamagata」グループ討論(2) 第2章 母なる川「最上川」 第 4回「郷土Yamagata」グループ討論(3) 第3章 語り継ぎたい『山形』の人 第 5回「ビブリオバトル」全国高等学校ビブリオバトル2023山形県大会の参観・審査 第 6回「郷土Yamagata」グループ討論(4) 第4章 理想郷『山形』!未来に輝く『山形』の産業 第 7回「郷土Yamagata」グループ討論(5) 第5章 まち・ひと・しごと 地方創成への道 第 8回「郷土Yamagata」グループ討論(6) 第6章 『山形』シーズンストーリー 第 9回「ビブリオバトル」山形に関する紹介本の選定(於:山形県立図書館) 第10回「ビブリオバトル」個人活動・意見交換 第11回「ビブリオバトル」個人活動・意見交換 第12回「ビブリオバトル」個人活動・意見交換 第13回「ビブリオバトル」開催 第14回「ビブリオバトル」グループ討論(7) ビブリオバトルから考える『山形』の姿 第15回 まとめ、レポート作成
【ビブリオバトル公式ルール】 (1)発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。 (2)順番に一人5分間で本を紹介する。 (3)それぞれの発表の後に、参加者全員でその発表に関するディスカッションを2〜3分間行う。 (4)全ての発表が終了した後に、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員が一人1票で行い、最多票を集めた本をチャンプ本とする。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
資料の内容を読み取り、与えられた時間枠内で内容を発表できるようにします。 また、発表者以外の人は積極的に質問します。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業で習った内容に関連することを自ら図書館やインターネットで自分なりに調べて、理解を深める努力が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
「郷土Yamagata」の内容理解や「ビブリオバトル」を通じた批判的思考力を身につけるために授業での活動に積極的・能動的に参画できていることが合格の基準です。
・方法
基準に照らして、授業への参加の様子(50%)、プレゼンテーション(30%)、レポート1回(20%)を基に評価します。
【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが、必要な資料やプリントを授業ごとに配布し、授業進度、学生の理解に合わせて、適宜、紹介します。
【その他】
・学生へのメッセージ
理系・文系問わず学生の積極的な参加を前提とした授業です。積極的な発言を求めます。
・オフィス・アワー
相談・連絡などはメール等で随時受け付けます。
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