母子看護学演習Ⅰ
 Maternal and Child Health Nursing-Practice I
 担当教員:藤田 愛(FUJITA Megumi)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻臨床看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):助産師の臨床経験とPhD.を有する教員が、その経験をいかして論理的思考に基づいた研究の基礎について指導する。
 開講学年:1年,2年  開講学期:通年  単位数:8単位  開講形態:演習
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:母子看護学 
【授業の目的】
母性看護学領域の健康や看護問題について国内外の文献を輪読し、研究の妥当性、信頼性、倫理性について討議することにより、各自の研究課題や研究方法を明確にできる基礎能力を修得する。

【授業の到達目標】
1.母性看護学領域の健康や看護問題について国内外の文献を批評的に討議できる。
2.研究の妥当性、信頼性、倫理性について指摘することができる。
3.各自の研究課題や研究方法を明確にすることができる。

【授業概要(キーワード)】
母性看護学演習、文献批評、研究課題の明確化

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:51~75%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:76~100%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:76~100%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:51~75%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:51~75%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:51~75%

【科目の位置付け】
この授業は、母性看護学領域の健康や看護問題について国内外の文献を批評的に討議できる力が身につく。また、自身の研究課題や研究方法を明確にし、研究遂行につなげる。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
1.学生各自の関心領域または、教員が指定した国内外の文献を輪読する。
2.輪読する文献に関するプレゼンテーションおよび資料作成を行う。
3.研究の妥当性、信頼性、倫理性およびその臨床的な意義について討議する。

・日程
前期:テキストを購読し、各章に関するプレゼンテーションおよび資料作成を行う。興味のあるテーマに関する文献を輪読する。
後期:研究テーマに即した文献について研究の妥当性、信頼性、倫理性およびその臨床的な意義について討議する。海外の文献にもふれる。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
一つの論文に対し、研究の妥当性、信頼性、倫理性およびその臨床的な意義について深く考察すること。
海外の論文を積極的に紹介すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
ディスカッションで得た多様な考え方を聞き、再度文献を読み直すと理解が深まる。研究を進めていくうちに、文献は膨大になる。パソコンなどを利用して整理しておくとよい。海外の論文にもたくさん触れてほしい。

【成績の評価】
・基準
輪読する文献について、研究の妥当性、信頼性、倫理性およびその臨床的な意義について提示できることを評価する。そのため、プレゼンテーション資料やディスカッションの内容を重視する。
・方法
授業への参加度70点、プレゼンテーション資料30点
無断欠席は1回につき5点減点。

【テキスト・参考書】
テキスト:木原雅子/木原正博.医学的研究のデザイン第4版.メディカルサイエンスインターナショナル
参考書は授業の中で紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
自分のクエスチョンリサーチを明確にするためにはたくさんの文献を読むことです。文献管理は、研究遂行において大切です。読みっぱなしにせず文献整理をきちんとしておきましょう。
・オフィス・アワー
月12:00-13:00
教員の連絡先は、授業開始日に紹介する。

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