【授業の目的】
子供の心理社会的発達及び重要他者となる家族の理論とアセスメントと子供を取り巻く社会の理論と制度について学ぶ。
１では子供の心理社会的発達及び家族をアセスメントするための方法について学習する。また，２では小児医療にかかわる社会保健福祉制度，法律家，教育者，地域保健・医療従事者の連携とコーディネーションについて学習する。
【授業の到達目標】
１．子供の心理社会的発達及び重要他者となる家族の理論とアセスメントするための方法について理解できる。
２．子供を取り巻く社会の理論と制度について理解できる。
【授業概要（キーワード）】
家族理論，社会制度，連携，コーディネーション
【学生主体型授業（アクティブラーニング）について】
A-1．ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。：1～25％
B-1．学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。：1～25％
C-1．自分の意見をまとめて発表する機会がある。：1～25％
D-1．演習、実習、実験等を行う機会がある。：1～25％
A-2．小レポート等により、事前学習（下調べ、調査等含む）が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。：1～25％
C-2．事前学習（下調べ、調査等含む）をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。：1～25％
D-2．事前学習（下調べ、調査等含む）で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。：1～25％
A-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。：1～25％
B-3．習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。：1～25％
C-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。：1～25％
D-3．習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。：1～25％
【科目の位置付け】
臨床看護学の小児看護学に位置づけられる。小児専門看護師教育課程の科目である。
【SDGs（持続可能な開発目標）】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
家族看護理論・子どもの認知発達理論とそのアセスメントへの活用方法を，講義・演習形式で学習する。また，事例をもとにケアマネジメントの実際について演習する。
・日程
この授業は原則として木曜日の５，６校時に行う。授業日程を変更する必要がある場合には事前に履修者と調整の上，決定する。
１．心理社会的発達及び家族をアセスメントするための方法
１）認知的発達のアセスメント（１コマ）今田
２）言語発達のアセスメント（１コマ）今田
３）愛着行動のアセスメント（１コマ）今田
４）家族システム理論（１コマ（２時間））今田
５）家族のアセスメント（１コマ）今田
６）事例を用いた包括的な家族アセスメントの実際（１コマ）今田
７）文献を用いた家族アセスメントの検討（国内）（１コマ）今田
８）文献を用いた家族アセスメントの検討（国外）（１コマ）今田
２．小児医療にかかわる社会保健福祉制度とケアマネジメント
１）小児の保健・福祉・教育に関する法律（児童福祉法，発達障害支援法，学校教育法等）（１コマ）今田
２）小児医療に関わる保健福祉制度の活用とコーディネーションの方法（１コマ）今田
３）小児医療に関わる保健福祉制度の活用（病院の地域連携センターにおける子供の保健福祉制度の活用の実際）（１コマ）今田
４）事例（在宅医療を必要とする退院支援事例）を用いた教育者，地域保健・医療従事者の連携・調整（１コマ）今田
５）事例（院内で調整が必要な事例）を用いた医療従事者との連携・調整（１コマ）今田
６）事例（虐待等事例）を用いた地域保健・福祉との連携・調整（１コマ）今田
７）事例（通院治療の継続が必要な事例）を用いた教育者との連携・調整（１コマ）今田
・講義・演習の１は小児看護対象の査定に関する科目１単位に相当する。
・講義・演習の２は小児の保健／医療環境／制度に関する科目１単位に相当する。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
理論や尺度を活用したアセスメント能力を高めるために，理論や尺度について参考図書を精読したり，文献検索を行いながら講義・演習を進める。
・授業時間外学習（予習・復習）のアドバイス
理論や文献を復習して，アセスメントの実際について理解を深めること。
【成績の評価】
・基準
各授業目標について演習内容やレポートをもとに臨床的に活用できるレベルであるかを評価の基準とする。60点以上を合格とする。
・方法
成績は出席および授業への参加内容，レポートをもとに総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
森山美智子「ファミリーナーシングプラクティス」医学書院
【その他】
・学生へのメッセージ
知的な関心，心のこもった人間的な関心，実践的技術的な関心の3つの関心を持って学習して下さい。
・オフィス・アワー
今田研究室において木曜日の16時～17時にオフィスアワーを設ける。連絡先は別途お知らせします。
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