母子看護学特別研究
 Graduate Research in Maternal and Child Health Nursing
 担当教員:看護学科教員
今田 志保(KONTA Shiho)
 担当教員の所属:医学系研究科看護学専攻臨床看護学分野
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):小児看護専門看護師として実務経験を有する。
 開講学年:2年  開講学期:通年  単位数:10単位  開講形態:演習・実習
 開講対象:看護学専攻(博士前期課程)  科目区分:母子看護学 
【授業の目的】
特論,演習で学んだ理論を発展させて演繹的・帰納的視点で看護研究に取り組み,子どもの健康問題に関する研究の主題を選択して研究プロセスを学習し,小児看護学における研究能力を養う。

【授業の到達目標】
1.自己の研究テーマに関する文献レビューができる。
2.研究疑問の明確化ができる。
3.研究疑問に即し,また倫理的配慮に基づいた研究計画を立案できる。
4.研究方法にそって,データ収集ができる。
5.データを適切に分析・考察し,修士論文を作成できる。

【授業概要(キーワード)】
文献検討,倫理的配慮,研究計画,データ収集,修士論文

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
臨床看護学分野の臨床看護学分野に位置づけられる。修士論文を作成するための科目である。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
ゼミ形式で行う。国内外の文献検討や母子看護学領域の研究者との意見交換を行いながら,実践の場で求められている課題を探求できるように学習する。
・日程
毎週90分の授業を行い(曜日と時間は受講者と調整して決定する),以下のプロセスで修士論文の作成を行う。
1.自己の研究テーマに関する文献レビュー
2.研究疑問の明確化
3.研究計画の立案
4.倫理審査申請書の作成
5.データ収集
6.データ分析
7.考察
8.論文作成
9.プレゼンテーションの資料作成
10.まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
国内外の文献をクリティークし,根拠に基づく思考過程を踏みながら学習を進める。研究疑問の明確化から論文作成まで,終始倫理的な配慮を行いながら学習する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
文献検討や学会・研究会等への参加など,積極的に自己学習を進めること。

【成績の評価】
・基準
修士論文,プレゼンテーションや審査への対応をもとに,各授業目標について到達できているかを評価の基準とする。60点以上を合格とする。
・方法
成績の評価は修士論文の作成過程・論文内容をもとに総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
近藤潤子監訳「看護研究 原理と方法」医学書院

【その他】
・学生へのメッセージ
看護実践の場における課題の解決に向けて取り組み,成果を実践の場で活かしてほしい。
・オフィス・アワー
今田研究室において木曜日の16時~17時にオフィスアワーを設ける。連絡先は別途お知らせします。

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