【授業の目的】
・地域で生活する複雑困難な健康問題を抱える人々へのより良い支援方法を検討できる ・支援に関わる関係者がエンパワーされる協働の具体的方法について理解できる
【授業の到達目標】
・地域で出会う複雑困難な健康問題について、個人的要因、社会的要因、不適切な対応等の諸要因の関連等に整理して理解することができる ・複雑困難な健康問題を抱える人々の支援について、多機関・多職種との事例検討の運営方法について理解できる ・個別事例の支援から地域支援への展開方法について検討できる
【授業概要(キーワード)】
事例検討、ファシリテーション、ICF(国際生活機能分類)、多機関多職種協働
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:26~50% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:26~50% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
現場での経験・実践を踏まえ、多職種協働で支援を検討するための基本的な視点を養う科目である
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
・地域で出会う複雑困難な健康課題を抱える事例を取り上げ、参加者間での事例検討により理解を深める ・教員による講義に加えて、学生による課題のプレゼンテーションおよびディスカッションを行う
・日程
(開講日時は別途提示) 1-2回 地域で出会う複雑困難な健康問題を抱える人々とその背景 3-4回 事例検討の運営方法 5回 個別援助から地域支援への展開 6-7回 複雑困難事例(子ども関連)の事例検討 8-9回 複雑困難事例(高齢者関連)の事例検討 10-11回 複雑困難事例(障害者関連)の事例検討 12-13回 複雑困難事例(社会的課題を抱える対象者)の事例検討 14-15回 支援者の支援
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
事例検討の際は、事例提供者になったつもりで参加すること 教員・学生間のディスカッションでは積極的な意見・提案を期待する
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
事例理解に必要な知識や社会資源等について調べ理解を深めること 各自の経験や現場での実践を振り返り、資料や参考書を読み,自身の考えをまとめる
【成績の評価】
・基準
・複雑困難な健康問題について個人的要因・社会的要因、不適切な対応等の視点から整理できる ・多職種協働を促進させる事例検討の方法について理解し、参加者を尊重したディスカッションを行うことができる ・個別事例の検討から地域ケアシステムにどのように反映できるか提案できる
・方法
出席状況、プレゼンテーションの内容、ディスカッションの参加状況等を総合して評価する
【テキスト・参考書】
<参考書> ・野口定久:ソーシャルワーク事例研究の理論と実際,中央法規,2014 ・吉岡京子:スーパーバイズでお悩み解決!地域における支援困難事例15,医学書院,2016 ・ちょんせいこ,:元気になる会議ホワイトボードミーティングのすすめ方,解放出版社,2013 ・チームケアを成功に導くソーシャルワーカー交渉術,ソーシャルワーカーの交渉術編集委員会,日本医療企画,2006
【その他】
・学生へのメッセージ
地域で出会う解決が困難な事例への支援について、日ごろの支援を振り返り、今後の看護実践に活かせるよう皆でよりよい事例検討の場としていきましょう。
・オフィス・アワー
原則として授業終了後に対応する それ以外は赤間研究室において随時対応する(不在のこともあるため事前の予約を推奨する) 連絡先は初回授業時に提示する
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