【授業の目的】
分子と他の分子が種々の相互作用で会合する分子認識は酵素と基質や抗体と抗原など生物機能との関連もあり、これまでに多くのアプローチがなされている。本講義では、分子認識の基礎的な概念とその応用についての理解を深めることを目的に、分子間相互作用について解説し、分子認識化学における重要な例を概観する。また超分子化学分野における最近の研究例についても紹介する。
【授業の到達目標】
(1) 分子間相互作用について理解し、説明できるようになる。 (2) 分子認識についての基礎的な治験を理解できるようになる。 (3) 自らの研究分野における分子認識に関連する事象を理解し、説明できるようになる。
【授業概要(キーワード)】
有機化学,生物化学,分子間相互作用,分子認識
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この講義では、分子間相互作用とその応用である分子認識についての理解を通じ、専門分野における深化した知識の修得を目的に、各専門分野において体系的な講義と 演習科目を行う。(地球共生圏科学選考カリキュラム・ポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
授業計画に沿い、資料をもとに講義形式で授業を行う。関連する文献をまとめて紹介してもらい、また、自らの研究における分子認識について自ら作成した資料をもとに発表を行う。
・日程
1. ガイダンス 2-12. 分子認識化学に関する基礎知識とその応用 13,14. 関連する文献をもとに資料に基づいて発表 15. 自らの研究における分子認識について資料をもとに発表
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
自らの研究分野との関連性を重視して学習を進めてください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標に示したように、分子間相互作用、分子認識についての基礎的な治験を理解し、説明できるようになり、さらに自らの研究分野における分子認識に関連する事象を理解し、説明できるようになる。
・方法
講義の内容の理解度と、発表の内容によって総合的に評価する。
【テキスト・参考書】
事前に資料を準備します。
【その他】
・学生へのメッセージ
自らの研究と関連付けて、分子認識化学について学んでください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を近藤研究室(2号館2階213号室)において、木曜日14:40~16:10の間に設けます。会議や出 張で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合には事前に予約をお願いします。連絡先:kondo@sci.kj.yamagata-u.ac.jp
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