英語語法論特論
 Special Lecture on English Lexical and Constructional Grammar
 担当教員:鈴木 亨(SUZUKI Toru)
 担当教員の所属:社会文化創造研究科・社会文化システムコース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
英語の語彙と構文に関わる文法のしくみについて理論的に考察する。とくに動詞の語彙的意味とそれが使用される具体的な事例における構文的意味との関係をテーマとして、形式と意味をめぐる言語知識のあり方についての理解を深める。

【授業の到達目標】
語彙と構文の関係を扱う語彙意味論、構文文法、事象意味論等の代表的な文法理論の基本的な思考法と分析手法について理解を深め、具体的な文法事例の基礎的な分析ができるようになる。

【授業概要(キーワード)】
英語、文法、動詞、構文

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:26~50%

【科目の位置付け】
この授業は、社会文化システムコースの特論として、専門的な研究を遂行することができる深い知識と考え方の習得を目指すものである(社会文化システムコースのディプロマ・ポリシー DP2(1))。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
あらかじめ配布する予習用のプリントに基づいて、語彙(動詞)と構文に関わる文法研究の基礎を学ぶ。講義を中心に、報告や議論を交えて授業を進める。
・日程
第1回 オリエンテーション
第2回 語彙意味論1(Levin & Rappaport他)
第3回 語彙意味論2(Levin & Rappaport他)
第4回 語彙意味論3(Levin & Rappaport他)
第5回 語彙概念意味論1(Jackendoff他)
第6回 語彙概念意味論2(Jackendoff他)
第7回 語彙概念意味論3(Jackendoff他)
第8回 中間まとめ
第9回 構文文法1(Goldberg他)
第10回 構文文法2(Goldberg他)
第11回 構文文法3(Goldberg他)
第12回 生成語彙論1(Pustejovsky他)
第13回 生成語彙論2(Pustejovsky他)
第14回 生成語彙論3(Pustejovsky他)
第15回 全体のまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
少人数の授業となると予想されるので、授業中の質問やコメント、意見交換など積極的な参加が期待される。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
あらかじめ指定されたプリントの授業資料を読み、必要に応じて参考文献等も調べ、内容の理解に努める。不明の点は、授業時間内外に関わらず、教員に確認するようにする。原則として毎回、授業内容に関わる簡単な予習課題に取り組み、提出してもらう。

【成績の評価】
・基準
語彙と構文に関する文法研究の思考法と分析方法についてその基本的な枠組みを理解できているか、具体的な事例に関する基礎的な文法分析ができるかどうかを、それぞれ学期末レポートと予習課題により総合的に評価する。
・方法
学期末レポート(50%)と予習課題を含む授業への積極的参加状況(50%)により総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
授業で使用するテキストは必要に応じて事前にプリントで配布する。
トピックに応じて参考文献を適宜紹介する。

【その他】
・オフィス・アワー
火曜9/10校時、人文社会科学部3号館6階の鈴木亨研究室にて。あらかじめメール等で連絡をもらえれば、それ以外の時間でも調整して対応します。

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