【授業の目的】
臨床心理学領域における研究を行う上で必要な知識と技能を習得する。
【授業の到達目標】
臨床心理学領域における研究方法を説明できる。 臨床心理学領域における研究を立案できる。 臨床心理学領域における研究遂行に必要な知識・技能を身に付けている。
【授業概要(キーワード)】
調査、実験、実践、量的分析、質的分析
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は、臨床心理学専攻の選択科目である。臨床心理学の研究を行う上で必要な方法を理解し、修士論文の研究を立案し、研究遂行に必要な技能を身に付けるものである。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
【授業計画】
・授業の方法
配布資料に基づきディスカッションを行う。 指定された内容で論文検索を行い、適した論文を読みレジュメをまとめて発表を行う。 研究計画を発表し、ディスカッションによってブラッシュアップする。
・日程
1.オリエンテーション 臨床心理学の研究課題 2.文献研究の方法と論文収集 3.方法の検討-調査1 4.方法の検討-調査2 5.方法の検討-実験1 6.方法の検討-実験2 7.方法の検討-実践1 8.方法の検討-実践2 9.アナログ研究 10.効果研究 11.量的分析の方法1 12.量的分析の方法2 13.質的分析の方法1 14.質的分析の方法2 15.研究計画の提案(発表)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
前半は、受講生自身の興味あるテーマに関連する研究論文(英語論文の含めること)の「方法」の箇所をそれぞれ報告し、ディスカッションする。後半は、事前配布の資料に基づいて、臨床心理学研究に特有の方法論を学習する。 事前準備をしっかり行い、積極的にディスカッションに参加すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
自身の研究テーマと関連付けながら、学習内容を整理する。 関連する文献を読む。
【成績の評価】
・基準
テーマに応じた研究計画を立案できる。 研究計画におけるデータ収集とデータ分析を具体的に説明できる。
・方法
毎回の授業における事前の準備、ディスカッションへの参加態度、最終発表をもとに総合的に判断する。最終発表に関する相互評価も加味する。
【テキスト・参考書】
参考書:心理学の実践的研究法を学ぶ (臨床心理学研究法 第 1巻) 下山 晴彦 (著, 編集), 能智 正博 (編集) (2008).新曜社. よくわかる臨床心理学【改訂新版】下山晴彦編 (2009) ミネルヴァ書房
【その他】
・学生へのメッセージ
自発的に学ぶ姿勢で授業に臨んでください。積極的な発言を求めます。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を研究室(地教1号館2階)において設けます。詳細は、オリエンテーション時に連絡します。
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