【授業の目的】
スポーツ文化は、地域の歴史や風土によって、その地域独自の技術観、勝敗観、身体観等を持している。そのような独自の文化性を理解することを目的とする。そこで、本講義では、山形大学と交流締結関係にある台湾師範大学の学生との交流によって、台湾のスポーツ事情を中心にし、多様な文化(音楽・造形)事情について理解を深める。
【授業の到達目標】
①地域における多様なスポーツ文化を理解し、文化としてのスポーツの観点から、今後のスポーツ文化の在り方を理解する。 ②自国の文化的特性を理解する。 ③実際の体験によって、異国文化を理解し、理論と体験の相違を理解する。 ④海外の大学生と交流することで、コミュニケエーション能力を高める。 ⑤海外で発表することによって、プレゼンテエーション能力を高める ⑥交流を通し、留学の動機付けを図る。
【授業概要(キーワード)】
スポーツ文化、地域、台湾、交流
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
この授業は,地域のスポーツ課題についてスポーツ文化論の観点から論理的に分析し,解決策を提案する力を身につけるものである
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
地域スポーツを理解するために、 ①締結大学である台湾師範大学運動・レジャー学院の林准教授(スポーツマネージメント)より「スポーツツーリズム」」についての講義 ②各自で興味のある日本文化についてテーマを決めて、調査・分析し、台湾師範大学において、プレゼンをおこなう。(テーマ発表) ③海外の大学生に対し、日本文化についてのテーマを掲げ、事前に調査・分析し、プレゼンをおこなう。 ④台湾師範大学運動・レジャー学院の学生が作成した「台湾スポーツ文化プログラム」を山形大学学生を実践する。 ⑤事前に台湾文化(歴史、地理、文化、史跡施設等)について学習する。
・日程
[山形] 1.オリエンテエーション 2.スポーツ文化とは、 3.台湾の歴史・文化(スポーツ・音楽・美術)について調査する。 4.各自で興味ある日本の個別文化について調査・分析する。 5.課題テーマについての発表練習(英語で実施する。) [台湾] 1.台湾師範大学運動・レジャー学院 林先生講義 「グローバル社会変動中のスポーツツーリズムにおける役割」 2.日本人学生による「日本文化論」発表 3.台湾師範大学学生が作成した「台北スポーツ・ツーリズム」プログラムを実践する。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
台湾師範大学の林先生の講演や、師範大学学生の作成したプログラムなどを通し、台湾のスポーツ文化を深く理解する。 台湾と日本のスポーツ文化の違いとその要因を考える。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
台湾のスポーツ文化等に興味をもち、台湾の情報等に積極的に耳を傾ける。また、台湾に関する本に目を通す。
【成績の評価】
・基準
受講態度(意欲・行動力) 50点 発表態度 20点 レポート 30点
・方法
台湾の歴史・文化や、日本の文化の調査・分析、また、台湾での発表の態度などについて、上記の基準を総合的に判断し、評価を決定する。
【テキスト・参考書】
参考書:『スポーツの歴史』:稲垣正浩,大修館,1996年 参考書:『文化としてのスポーツ』:オモー・グルーペ,ベースボールマガジン社,1997年
【その他】
・学生へのメッセージ
12月後半に4泊5日の日程で台湾・台北に滞在する。経費は、航空代、宿泊代、食費代等で10万円程度と見積もる。なお、詳細は、オリエンテエーションで説明する。
・オフィス・アワー
打ち合わせの時間を調整するため、メールにてご連絡をお願いします
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