地域音楽活動実践特別演習
 Special Seminar on Local Music Culture and Activities
 担当教員:佐川 馨(SAGAWA Kaoru)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科文化創生コース
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:1年,2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
地域の学校教育や社会教育における音楽活動の現状と課題を把握し、音楽による地域文化振興及び地域の諸課題解決の可能性を、実践を通して探ることを目指す。具体的には「地域音楽活動実践特論」において把握した地域の学校教育や社会教育における音楽活動の現状と課題に基づき、その解決のための方策として学校や公立文化施設において児童生徒や一般市民を対象とした鑑賞プログラムやワークショップを企画・立案・実施し、を探る。

【授業の到達目標】
地域の学校教育や社会教育における音楽活動の現状と課題を把握し、音楽による地域文化振興及び地域の諸課題解決の可能性を探る。
1.音楽による地域文化振興を目指したプログラムを企画・立案・実施し、それによって得られた知見を地域の諸課・解決に生かすための方策を述べることができる。
2.地域の音楽文化振興に関わる事業等に参加し、企画から実践に至るまでの一連の手法を身につけ活用できる。

【授業概要(キーワード)】
学校教育、社会教育、音楽文化振興、地域文化振興

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25%
D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
本授業は、音楽による地域の文化振興及び地域の諸課題解決の取り組みを検討、実践する力を身に付けるためのものである。(ディプロマ・ポリシー)

【SDGs(持続可能な開発目標)】
11.住み続けられるまちづくりを

【授業計画】
・授業の方法
幅広い音楽観と柔軟発想で山形や東北の音楽文化の現状と課題を捉え、その対案を自分たちの知恵と力で解決する。
・日程
第1回:ガイダンス(授業の目的・概要・評価について)
第2回:小学校向け鑑賞教室プログラムの検討
第3回:中・高等学校向け鑑賞教室プログラムの検討   
第4回:市民向け鑑賞教室プログラムの検討
第5回:小学校向け鑑賞教室プログラムの実施
第6回:中・高等学校向け鑑賞教室プログラムの実施
第7回:市民向け鑑賞教室プログラムの実施
第8回:鑑賞教室プログラムの省察
第9回:小学校教育向けワークショップの検討
第10回:中・高等学校教育向けワークショップの検討
第11回:小学校教育向けワークショップのリハーサル
第11回:中・高等学校教育向けワークショップのリハーサル
第12回:小学校ワークショップの実施
第13回:中・高等学校教育向けワークショップの実施
第14回:ワークショップの省察
第15回:授業のまとめ―音楽による地域文化振興及び地域の諸課題解決の可能性

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
各回の学習内容やグループワークを通じて,反省点などをまとめるとともに,その後の課題を自主的に設定しておきましょう。授業時間外にグルー
プで集まり,課題に取り組んでください。後期の授業内容と密接に関連しますので、前期中からしっかりと取り組んでください。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
鑑賞教室プログラムとワークショップは授業外の綿密で誠実な取り組みが必要となります。各実施後の省察を、次の取り組みに生かせるように記録をしっかりとまとめておきましょう。

【成績の評価】
・基準
1.音楽による地域文化振興を目指したプログラムを企画・立案・実施し、実践によって得られた知見を地域の諸課題解決に生かすための方策を述べることができる。(50点)
2.地域の音楽文化振興に関わる事業等に参加し、企画から実践に至るまでの一連の手法を身につけ活用できる。(50点)
・方法
上記の基準に基づいて、1.については授業時のワークシート及び説明の状況を評価する。2.については音楽鑑賞プログラムの企画立案の内容及び実技の取り組み状況を評価する。

【テキスト・参考書】
参考書1:文部科学省(2018)『中学校学習指導要領解説―音楽編―』教育芸術社
参考書2:文部科学省(2019)『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説芸術編音楽編美術編』教育図書

【その他】
・学生へのメッセージ
山形や東北の学校教育、社会教育における音楽活動の現状と課題を客観的な眼で捉えてみましょう。その上で、音楽による地域文化振興及び地域の
諸課題解決の可能性を探れるよう頑張りましょう。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に応じる「アフィス・アワー」は、月曜日13:00~14:00の時間帯で設けます。

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