放射線取扱入門
 First Step of Radio-Isotope
 担当教員:門叶 冬樹(TOKANAI Fuyuki),渡部 浩司()
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:1単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業の目的】
放射性同位元素や放射線を有効に利用することができるように,放射線に関しての正確な知識と安全な取扱いを習得する。

【授業の到達目標】
1)放射性同位元素及び放射線を安全に利用することができる。
2)実際に研究実験を行うために必要となる基礎知識を身につける。

【授業概要(キーワード)】
放射線、放射性同位元素、安全、アイソトープ、取り扱い

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、専門的な素養を基盤に科学的思考方法に従って社会が要請する課題を解決する能力を身に付けてるものである(理学部 教育プログラム)。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
12.つくる責任つかう責任

【授業計画】
・授業の方法
2日間の集中講義で行う。講義はパワーポイントと板書によって行い、必要な資料は授業時に配布する。
・日程
【1日目】(門叶)
1・2校時 放射性同位元素,放射線の基礎(物理・化学)
3・4校時 放射性同位元素,放射線の基礎(製造・測定)
5・6校時 放射線・放射性同位元素の利用
7・8校時 放射線の安全な取り扱い・テスト
【2日目】(渡部)
1・2校時 国際放射線防護委員会と安全管理
3・4校時 原子力のエネルギー利用
5・6校時 放射線の人体影響と放射性廃棄物
7・8校時 放射線に係るトピックス・テスト

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義中は勿論のこと,休憩時間なども利用して,遠慮なく質問し理解を深めること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
1)準備学修に必要な学修時間の目安は2時間/週です。
2)与えられた課題を理解できるよう,図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い,自分の考えをまとめておくことを推奨します。

【成績の評価】
・基準
1)放射性同位元素及び放射線を安全に利用することができることを合格の基準とします。
2)実際に研究実験を行うために必要となる基礎知識を身につけていることを合格の基準とします。
・方法
期末試験により評価する。
授業概要、授業計画に挙げられた項目の理解度が60%以上必要である。

【テキスト・参考書】
テキスト:当日,配付するプリント
参考書:小白川・米沢・鶴岡の各キャンパスの図書館にあります。
・やさしい放射線とアイソトープ(5版)
・新 放射線の人体への影響(改訂版)

【その他】
・学生へのメッセージ
放射性同位元素及び放射線を利用して新規に実験を行う場合に必要な「放射線の人体に与える影響」と「放射性同位元素等又は放射線発生装置の安全取扱い」の教育訓練に対応します。
・オフィス・アワー
質問等は講義当日に遠慮なく行ってください。
なお,放射性同位元素等取扱者としての受講について問い合わせがある場合は門叶(放射性同位元素実験室)へ連絡してください。

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