【授業の目的】
地球の生命の歴史と古生物学的な研究方法を学ぶ。いくつかの化石群集について、取り扱い方法と鑑定方法を学ぶ。古生物学の基本的なことについて学ぶ。特に、化石の進化、有用性や保存について学ぶ。いくつかの化石群集を紹介し、古生物学で使われているいくつかの研究方法を学ぶ。
【授業の到達目標】
(1) 地球の生命の進化と地球環境の変動との関係を理解し、説明できる。 (2) 化石の取扱方法と鑑定方法を身につける。 (3) 基本的な古生物学の研究方法を身につける。
【授業概要(キーワード)】
古生物学,進化、化石、絶滅、古環境
【科目の位置付け】
この授業は、専門的知識を身に付け、古生物学の先端的な研究内容を理解し、説明できる能力を身に付ける(理学部のカリキュラム・ポリシー)。知識と技術をさらに高めるために、前学期に「地球史科学演習」を履修することをお勧めします。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
授業はパワーポイントで行います。必要に応じてプリントを配布します。
・日程
いくつかの化石群集について、取り扱い方法と鑑定方法を学ぶ。古生物学の基本的なことについて学びます。特に、化石の進化、有用性や保存について学ぶ。いくつかの化石群集を紹介し、古生物学で使われているいくつかの研究方法を学びます。
第1回:オリエンテーション 第2回:古生物学へのイントロダクション 第3回:命名法、分類学、模式種と模式地 第4回:保存 第5回:古生代の地質年代尺度の作成歴史 第6回:大量絶滅 第7回:隔離説: 島々とサイズ変化 第8回:進化のイントロダクション 第9回:進化の例I: 海の生物から大陸の生物へ 第10回:進化の例II: 爬虫類(単弓類) 第11回:進化の例III: 爬虫類(双弓類) 第12回:進化の例IV: 飛行 第13回:進化の例V: 海に戻る(爬虫類) 第14回:進化の例VI: 海に戻る(ほ乳類) 第15回:進化の例VII:霊長類
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
パワーポイントの内容をノートに筆記して下さい。講義の終わりに講義内容に関する小テストを実施します。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
各回のトピックスについてノートを見返して下さい。その際に、特に興味がある内容については参考書を紹介しますので、参考書で知識を深めて下さい。
【成績の評価】
・基準
授業の到達目標である以下ができることを合格に基準とします。
(1) 地球の生命の進化と地球環境の変動との関係を理解し、説明できる。 (2) 化石の取扱方法と鑑定方法を身につける。 (3) 基本的な古生物学の研究方法を身につける。
・方法
以下を総合して評価します。 1)小テスト 2)講義への取り組み(受講態度など)
【テキスト・参考書】
事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが、必要な資料やプリントを授業ごとに配布し、授業進度、学生の理解に合わせて、適宜、指定します。
【その他】
・学生へのメッセージ
この授業では古生物学の基本的なことについて学習します。化石は堆積物に含まれており、年代測定や層序学や古環境についての学習には、化石についての知識が必要となります。また、大型化石を研究することによって生物進化を理解することができます。 化石は地層の時代を決定したり、昔の環境を復元するのに重要な道具の1つです。どんな専門分野でも、基本的な化石群集は非常に重要な情報であり、より正確な研究結果が得られます。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」をジョルダン研究室(4号館4階C405)において、授業終了後(木曜日)の15:00~16:00の間に設けます。
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