【授業の目的】
実験レポートや卒業論文の文章・グラフ・図表、プレゼンテーションでのスライドなどを効果的に作成するためのスキルを身につける。インターネットやデータベースを利用した専門的な文献の情報収集の方法を取得する。Matlabを用いた実践を通じて初歩的なプログラミング技能を身につける 。最終的に、地球科学を学ぶ上で必要になると思われるこれらの技法を身につけることを狙いとする。
【授業の到達目標】
(A)研究遂行のための図表・文書・パワーポイント作成の技能、(B)初歩的なプログラミングに関する技能、を身につけることを目標とする。
【授業概要(キーワード)】
PCスキル、情報処理、プログラミング、学生主体型授業(アクティブラーニング)
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:26~50% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:26~50%
【科目の位置付け】
この授業は、情報処理の技術を利用して広く地球科学に関連する課題を解決する能力を習得する科目である(理学部のディプロマ・ポリシー3-(3)、カリキュラムポリシー1-(2)、2-(2)、(3))。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 11.住み続けられるまちづくりを 15.陸の豊かさも守ろう
【授業計画】
・授業の方法
情報ネットワークセンター第一実習室(予定)で、PCを使用しながら演習を行う。資料は WebClass を経由して配布する。
・日程
以下の日程で行う予定である。授業の理解度を確認しながら進めるため、変更する可能性がある。後ろのアルファベットは関係する到達目標を示す。 第1回:ガイダンス-この授業で学ぶこと(A・B) 第2回:文書作成:MSワードでのレポート作成(A) 第3回:ドロー系画像処理:MSパワーポイントでの簡易作図(A) 第4回:初歩のデータ処理:MSエクセルでの統計(A) 第5回:学術情報検索:データベース・インターネット情報の利用(A) 第6回:プレゼンテーション作成:MSパワーポイントでのスライド作成(A) 第7回:中間まとめ 第8回:Linux 上でのコマンド(CUI)体験 第9回:プログラミング(1)Matlabを用いた四則演算(B) 第10回:プログラミング(2)Matlabによる2次元plot、ファイルの読み込みと出力(B) 第11回:プログラミング(3)Matlabによるloop・if文分岐の使用(B) 第12回:プログラミング(4)Matlabを用いたとソートプログラムの作成(B) 第13回:プログラミング(5)Matlabを用いた3次元plot、コンターマップの作成(B) 第14回:試験とまとめ(A・B) 第15回:試験の講評、授業の補足(A・B)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業中は解説を参考に自分で考えて演習を行うこと。また、その場で理解できない場合などは積極的に質問すること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
WebClassに上げられた資料を使って事前に2時間程度の予習をすること、授業で出された課題等を行いながら、各自で2時間程度の復習をすることをお勧めします。
【成績の評価】
・基準
課題への取り組み状況および成果物から、到達目標(A)・(B)の理解度を評価する。
・方法
到達目標(A)・(B)ともに課題の提出物(40%)および試験(60%)で評価する。
【テキスト・参考書】
テキスト:なし。配布資料を使用して演習を行う。 参考書:所有している人は山形大学「情報処理」テキストを持参すること。そのほか適宜紹介するが、インターネットや書籍が多数あるため、それらを自分で当たってみてもよい。
【その他】
・学生へのメッセージ
1年次の「情報処理」で取り扱われているレベルの内容を理解していることを前提に演習を行う。演習時間外にも情報ネットワークセンター等の演習室を積極的に利用して予習・復習を行うこと。情報ネットワークセンターのPC用ログイン名・パスワードを必ず確認しておくこと。「情報処理テキスト」、データ保存のためのUSBメモリがあると便利である。
・オフィス・アワー
9:00~17:00。ただし、質問や面談は会議・出張等で不在なことがあるため、事前にメール連絡を行うこと。
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