物質循環科学Ⅳ
 Earth Material Cycles IV
 担当教員:岩田 尚能(IWATA Naoyoshi)
 担当教員の所属:理学部理学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:理学部理学科地球科学コースカリキュラム  科目区分:理学専門科目(地球科学コースカリキュラム)・選択科目 
【授業の目的】
地球科学の基礎を学びつつ専門分野について自ら研究デザインすることで、問題を解決する能力を身につける。卒業研究を行うために必要な基礎知識、および実験や野外調査の手法についての基礎知識を習得する。このために地球科学に関連する特定の事象についての研究デザイン法などを学ぶ。

【授業の到達目標】
(1) 地球科学に関する知識を元に自ら目標を設定し「研究計画」をデザインする能力を身につける。
(2) 野外調査や実験・分析方法についての基礎知識を修得する。
(3) 調査・分析などの結果を解析し、卒業研究へ向けて発展させる基礎的な能力を身につける。

【授業概要(キーワード)】
物質循環、地球物質、固体地球、地球史、地球科学、学生主体型授業(アクティブラーニング)

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この授業は、卒業研究に関する基礎的な知識や技術を研究室ごとにゼミ形式で学ぶものです。理学部カリキュラムポリシーのうち「また、課題の解決能力と研究基礎力の向上を図るため卒業研究を配置し、専門分野の最先端にも触れさせる。」に部分的に関与します。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
地球科学コースカリキュラム担当教員が、各々の研究室に配属(仮配属を含む)されている学生を対象にゼミ形式で行う。受講生は、教員の指導のもとで研究計画を作成する。また、卒業研究に関する基礎的な知識や技術を取得する。
・日程
概ね以下のような日程で行う。詳細は指導教員が受講生と相談して決定する。
第1回:ガイダンス
第2回~第14回:ゼミ参加者による関連研究の紹介、研究計画の紹介、およびそれらの内容についての討論、研究に関する基礎知識・基礎技術の習得を目的とした実習など
第15回:まとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
ゼミ参加者が行う発表に十分注意を払い、自分が行う発表や学習に役立てること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業時間外における発表準備やレポート作成など、準備学修に必要な学修時間の目安はおおよそ60時間とする。

【成績の評価】
・基準
到達目標の(1)~(3)の達成度を評価する。(1)研究計画のデザイン、(2)基礎知識の取得、(3)卒業研究に向けての基礎的な能力を総合し、6割を達成していれば合格基準を満たしたと考える。
・方法
ゼミでの発表や準備状況(40%)と期末に提出するレポート(60%) で評価する。

【テキスト・参考書】
ゼミの際に各指導教員がテキストや参考書などを紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
卒業研究の遂行には、相当な知識や自然科学的なものの見方・考え方等が要求される。日頃から素養を深める努力をするとともに、発表までの一連の過程に積極的に取り組むこと。また、他の受講生の発表の内容も理解するように努力し、討論には積極的に参加すること。
・オフィス・アワー
各研究室において実施するので、各指導教員からオフィスアワーについての指示がある。

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