臓器疾患学(基本診断学)
 Approach to medicine
 担当教員:臨床各科、中央診療部関連教員
 担当教員の所属:医学部医学科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):医師として実務経験のある教員が、その診療経験を活かし、各診療科におけるさまざまな疾患について講義を行う。
 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:34単位  開講形態:講義
 開講対象:医学科  科目区分:専門教育・必修 
【授業の目的】
2年まで学習してきた基礎医学を体系化し、臓器疾患学(各コース)で学んだ基礎的知識について、症候・病態を中心に横断的に理解する。
臓器別のコースの学習で学んだ疾患の基礎的な知識等について、症候・病態ごとに次の三つのポイントによる個別の診療科を横断した形式で授業を行う。
①各症候・病態の理解に必要な臨床解剖
②各症候・病態の理解に必要な病態生理(薬理含む)
③診断法の基礎的知識(画像、内視鏡等)

【授業の到達目標】
臨床における基礎的診断能力を身につけ、その概略を説明できる。

【授業概要(キーワード)】
①臨床解剖、②病態生理(薬理含む)、③診断法の基礎的知識(画像、内視鏡等)

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25%
C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%
B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25%
C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
臓器疾患学各コースへの導入及び橋渡し

<山形大学医学部医学科教育到達目標(コンピテンシー)>
1.プロフェッショナリズム(1)(2)(3)(4)(5)(6)
2.医学知識と問題対応能力(1)(2)(3)(4)
3.診療技能と患者ケア(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)
4.コミュニケーション能力(1)(2)(3)(4)
5.チーム医療の実践(1)(2)(3)
6.医療の質と安全の管理(1)(2)(3)
7.社会における医療の実践(1)(2)(3)(4)(5)(6)
8.科学的探究(1)(2)(3)
9.生涯にわたって共に学ぶ姿勢(1)(2)(3)(4)

<医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度改訂版)>
F-1症候・病態からのアプローチ
F-2基本的診療知識

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
臨床各科、中央診療部関連教員が、症候・病態ごとに、個別の診療科を横断した形式で講義を行う
・日程
1月8日~1月31日までの月曜日~金曜日
授業予定詳細については、別に掲示又は配布する。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
臓器疾患学(各コース)で学んだ基礎的知識について、総合的に理解する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
授業時に配布されたプリント等を利用し、講義内容を復習理解する。

【成績の評価】
・基準
試験日程については、後日通知する。合格点に達しない者には再試験を実施することがある。
・方法
筆記試験を実施する。なお、授業回数の4分の3以上の出席がなければ、筆記試験を受けることができない。

【テキスト・参考書】
授業時にプリント等を配布する。また、関連する参考書を示す場合がある。

【その他】
・学生へのメッセージ
・遅刻や途中退席をしないこと。
・積極的な授業への参加を求める。
・オフィス・アワー
<山形大学で教えていること>
臓器疾患学で学んだ知識を、症候を中心に横断的にまとめ学び直す山形大学独自の内容である。

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