臓器疾患学 (感覚器コース(眼科))
 Ophthalmology
 担当教員:杦本昌彦(SUGIMOTO Masahiko)、金子優(KANEKO Yutaka)、武田祐介(TAKEDA Yusuke)、西勝弘( NISHI Katsuhiro)、宇都宮寛(UTSUNOMIYA Hiroshi)、冨樫敬太(TOGASHI Keita)
 担当教員の所属:医学部医学科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):眼科医として実務経験のある教員がその診療経験を活かし、眼科学における基本的な検査・疾患・鑑別診断について講義を行う。
 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:34単位  開講形態:講義
 開講対象:医学科  科目区分:専門教育・必修 
【授業の目的】
眼・視覚系の構造と機能を理解し、主な眼・視覚系の疾患の病態、疫学、診断と治療について学ぶ。
感覚器疾患を理解する上での基礎的事項(解剖、生理)および臨床的事項(病態、検査、治療)についての集中講義を行う。

【授業の到達目標】
1)学生が眼球とその付属器の基本的な構造と機能を述べることができる。
2)学生が代表的な眼科疾患を列挙できる。
3)学生が代表的な眼科疾患の病態生理、診断、治療を述べることができる。
4)学生が眼科における主な検査と診断方法を述べることができる。

【授業概要(キーワード)】
感覚器疾患、眼科学、全身疾患、危険因子

【科目の位置付け】
臨床医学に必要となる基礎理論を習得する。また全身性疾患学:外科系(眼科)を通して診断や治療に必要な知識を習得する。

<山形大学医学部医学科教育到達目標(コンピテンシー)の該当項目>
1プロフェッショナリズム
2医学的知識と問題対応能力
3診療技能と患者ケアの基礎的知識
4コミュニケーション能力
5チーム医療の実践
6医療の質と安全の管理
7社会における医療の実践
8科学的探求
9生涯にわたって共に学ぶ姿勢

<医学教育モデルコアカリキュラム(平成28年度改訂版)の該当項目>
D 人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療における各臓器の関連疾患
D-13 眼・視覚系

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
基本的に講義形式で行う。講義終了後、その場で質疑応答の時間を設ける。
・日程
約2週間で講義を行う。ただし、外部講師の日程によっては変更がありうる。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義には積極的な学習参加を期待する。また両分野ともに、扱う範囲が複雑でありまた広汎であるために、授業のみでは全ての範囲を網羅することは不可能である。講義と講義時の配付資料だけを学習するのみではなく、授業で取り上げなかった関連分野についても、推薦教科書等を使用しての自学自習が必須である。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
事前に講義関連項目を、教科書等を用いて予習しておくと内容がより理解しやすい。
講義の内容、講義時の配付資料の再確認と、授業で取り上げなかった関連分野の教科書等による自学自習が望ましい。

【成績の評価】
・基準
試験結果と出席日数により評価する。なお、再試験は実施しない予定である。
・方法
全ての講義が終了した後、講義範囲内の領域から構成された試験を行う。

【テキスト・参考書】
視覚病態学分野:標準眼科学(医学書院)、現代の眼科学(金原出版)、眼科学(文光堂)

【その他】
・学生へのメッセージ
質問があれば、授業終了時に教官に積極的に質問してください。授業後も、研究室に来ていただければどんな質問でも丁寧にお答えしますので遠慮せずに訪問して下さい。
授業中の私語や携帯電話によるメールは厳禁です。また遅刻や授業途中での退室は、出席と認めない場合もあります。
基礎的な知識として、解剖・生理は教科書で予習した方が授業内容がよく理解できると思います。
・オフィス・アワー
<山形大学で教えていること>
白内障手術や糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症、裂孔原性網膜剥離などの網膜硝子体疾患の治療について手術の動画を参考にしながら詳しく講義している。

41000320-2024-0401-40336