臓器疾患学(皮膚コース1)
 Oral and Maxillofacial / Plastic and Reconstructive Surgery
 担当教員:石川 恵生(ISHIKAWA Shigeo)
遊佐 和之(YUSA Kazuyuki)
粕谷 賢志(KASUYA Satoshi)
福田 憲翁(FUKUDA Norio)
矢野 亜希子(YANO Akiko)
田村 梨紗(TAMURA Risa)
 担当教員の所属:医学部医学科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):医師および歯科医師として実務経験のある教員が、その診療経験を活かし、歯科口腔・形成外科における代表的な疾患やその治療、手技等について講義を行う。

 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:34単位  開講形態:講義
 開講対象:医学科  科目区分:専門教育・必修 
【授業の目的】
歯科口腔外科および形成外科の基本知識、および扱う疾患・病態について学び、各々の科の果たす役割を理解することを目的とする。

【授業の到達目標】
1. 歯科口腔外科学を俯瞰し, 歯科口腔外科疾患の診断・治療の基本を理解する。
2. デンタルインプラントおよび顎骨外傷の診断・治療の基本を理解する。
3. 創傷治癒機構につき記述できる。
4. 組織移植術の分類と特徴を列挙できる。
5. 歯科口腔外科および形成外科の果たす役目につき討議できる。

【授業概要(キーワード)】
創傷治癒、組織移植、再建術、先天性形態異常、急性創傷、慢性創傷

【科目の位置付け】
<山形大学医学部医学科教育到達目標(コンピテンシー)の該当項目>
1.プロフェッショナリズム
2.医学知識と問題対応能力
3.診療技能と患者ケア
4.コミュニケーション能力
5.チーム医療の実践
6.医療の質と安全の管理
7.社会における医療の実践
8.科学的探究
9.生涯にわたって共に学ぶ姿勢

<医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成28年度改訂版)の該当項目>
A-2 医学知識と問題対応能力
A-7 社会における医療の実践
D-3 皮膚系
D-4 運動器(筋骨格)系
E-3 腫瘍
E-5 物理・化学的因子による疾患
F-1-37 外傷・熱傷

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
面接授業を主とする。スライドを用いて講義を行う(資料は基本的にデータでの提供となる)。
積極的な質問を歓迎する。
・日程
2024年12月5日(木)
① 08:30~10:10(1,2校時)
② 10:20~12:00(3,4校時)
③ 13:00~14:40(5,6校時)
④ 14:50~16:30(7,8校時)

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
視覚で理解することが大きい分野であるため、スライドに注目すること。
講義の説明途中でも随時質問を受けつけるので、積極的に質問することが望ましい。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
自ら図(シェーマ)を描きながら考えると理解しやすい。提示した参考図書は図や写真が豊富であり、理解の助けになるので、予習・復習に活用してもらいたい。

【成績の評価】
・基準
授業を通して得られた知識に基づいて考察し、到達目標に掲げた項目について論述できることが合格の基準となる。出席回数、学修態度も考慮する。
・方法
講義ごとに出席をとる。
講義中の学修態度を含めて総合的に合否判定する。

【テキスト・参考書】
形成外科治療手技全書(克誠堂出版)

【その他】
・学生へのメッセージ
授業はできるだけわかり易い表現を心掛けるが、不明な部分があったら躊躇せずに質問することを心掛けてほしい。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を形成外科カンファレンスルーム(基礎校舎2階)において、原則木曜日16:00~17:00の間に設ける。これに限らず、在室している時は随時対応する。

<山形大学で教えていること>
形成外科学は他科に比べて歴史が浅い。特に本学では形成外科の系統的な教育が行き届いていなかった。形成外科は基本診療科であり、全国どこにいても標準的な医療が受けられることが求められています。そのためには、学生教育から正しい知識と理解を得ることが大切であり、本学ではこの考えのもと形成外科のしっかりとした教育を行うことを目指しています。

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