臨床心理学
 Clinical Psychology
 担当教員:看護学科担当教員
 担当教員の所属:医学部看護学科
 担当教員の実務経験の有無:
 担当教員の実務経験の内容(有の場合):医師として実務経験のある教員が、その診療経験を活かし、心理学および精神神経領域における疾患等について講義を行う。
 開講学年:1年、編入学3年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:看護学科  科目区分:専門基礎科目 
【授業の目的】
看護では、人の「心」を科学的な視点から客観的に評価することが求められる。また、年齢によって心の危機には特徴があり、それを知ることによって有効な支援が可能となる。看護に必要な臨床心理学の知識を身につけるため、様々な心理的不適応、発達障害、心理アセスメント、心理療法などについて理解を深めることを目的とする。

【授業の到達目標】
1.各年代における様々な心理的不適応について列挙できる。
2.ストレスの意味やメカニズムを理解し、その対処法を説明できる。
3.心理アセスメントの手法を理解できる。
4.様々な心理療法とその源の心理学の理論を学び、将来の看護に寄与できる。

【授業概要(キーワード)】
心理的不適応、発達障害、ストレス、パーソナリティ、心理療法、精神分析

【科目の位置付け】
この授業は、様々な心理的不適応、発達障害、心理アセスメント、心理療法、音楽療法などを学ぶことにより、看護で必要とされる心理学の基礎を習得するものである。本科目は山形大学医学部看護学科DP3:専門分野の知識と技能に位置付けられる科目です。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を

【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントを用いて授業を行う。
必要に応じて、授業の理解を深めるための資料を配付する。
・日程
10月2日~12月11日、1月15日~2月5日 毎週水曜日 3~4校時 10:30~12:00
授業内容は次のとおりです。授業の日程表は開講前に配布する。
1.臨床心理学のオリエンテーション・歴史
2.乳幼児期・児童期の心理的不適応
3.乳幼児期・児童期の発達障害
4.思春期・青年期の心理的不適応
5.中年期・更年期の心理的不適応
6.ストレス
7.幼児・児童に対する心理療法
8.心理アセスメント
9.様々な心理療法
10. 看護におけるコミュニケーション
11.試験とまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
授業内容について、資料や参考書を活用して予習や復習を行い十分に理解する。疑問点があれば、講師に積極的に質問して解決する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
広範囲な臨床心理学の領域について限られた時間で学ぶので、遅刻や欠席をせず最大限に時間を有効に活用して効率的に学習してください。

【成績の評価】
・基準
合格基準は、授業で学んだ臨床心理学に関する基礎的事項について、十分に理解し論述できることである。
・方法
臨床心理学に関する筆記試験(100点満点)にて60点以上で合格とする。
再試験は一回限り行う。

【テキスト・参考書】
臨床心理学、ベーシック現代心理学8、坂野雄二・菅野純・佐藤正二・佐藤容子、編。有斐閣。

【その他】
・学生へのメッセージ
臨床心理学では、人の「心」を学び、その評価法や対処法を系統的に学びます。将来の看護の現場で応用され、活かされる大切な授業内容ですので、遅刻や欠席をせず時間を有効に活用して効率的に学習してください。
・オフィス・アワー
授業時間外に学生の質問に答える「オフィス・アワー」を担当教員研究室において、授業終了後(水)の12:00~13:00に設けます。所用で不在にすることもあるため、確実に面談したい場合は事前に予約をお願いします。連絡先は、初回の授業でお知らせします。

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