【授業の目的】
工学にとって不可欠な数学的ツールであるフーリエ級数・フーリエ変換・ラプラス変換について理解を深め,それらを使いこなす能力を身につけることを目的とします.
【授業の到達目標】
○フーリエ係数の計算ができる。 ○フーリエ級数を求めることができる。 ○フーリエ変換、逆変換の計算ができる。 ○ラプラス変換の計算ができる。 ○ラプラス逆変換の計算ができる。 ○ラプラス変換を利用して微分方程式が解ける。 以上を目標とする。
【授業概要(キーワード)】
フーリエ解析,フーリエ級数,フーリエ変換,ラプラス変換,微分方程式
【科目の位置付け】
この科目は,機械システム工学科の学習・教育到達目標の(A)に,情報・エレクトロニクス学科のカリキュラム・ポリシー1の(1)に対応します.
【授業計画】
・授業の方法
(1)テキストの解説と補足を中心に講義を行います. (2)適宜「復習課題」(主にWebClassでの課題)を課します.
・日程
○基礎事項の復習 ○ラプラス変換とラプラス逆変換 ○ラプラス変換を用いた微分方程式の解法,および中間試験 ○フーリエ係数とフーリエ級数,およびその応用 ○フーリエ変換とフーリエ逆変換,およびその応用 ○期末試験 (詳しい日程は,第1週の講義時に担当者が説明します.)
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
出席者は全員勉学の意志があるものとみなしますので,他の受講者の迷惑になるような行為は謹んでください.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
復習では前回学んだ内容をしっかりと理解し,思い出しておいてください.予習では,次に何を学ぶのか眺める程度で構いませんので,復習に力を入れてください.前回までの内容が理解できていなければ,当然次の内容も分からなくなります.講義に関連するテキストの演習問題をたくさん解いてください.分からない箇所はWebClassなどを利用して解決してください. 準備学修に必要な学修時間の目安:2時間/週
【成績の評価】
・基準
「授業の到達目標」の各項目について復習課題で達成度を評価します。 また中間試験、期末試験を行い、到達目標の各項目の達成度を総合的に評価します。
・方法
復習課題20点,中間試験30点,期末試験50点の合計が60点以上を合格とします.
【テキスト・参考書】
石村園子,「やさしく学べるラプラス変換・フーリエ解析増補版」共立出版 978-4-320-01944-7
【その他】
・学生へのメッセージ
(1)自分で手を動かして問題を解かない限り,決して理解は出来ません. (2)疑問点は先送りせず,直ぐに質問して下さい.授業中の質問も歓迎します. (3)教員からの連絡はWebClassを利用します.重要な連絡がないか常にチェックしてください. この科目は複数クラスで実施し、共通の到達目標に照らして評価を行います。
・オフィス・アワー
質問等がある場合はWebClassのメッセージ機能を利用してください.
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