プログラミング演習Ⅱ(電気・電子通信)
 Computer Programming II
 担当教員:奥山澄雄(OKUYAMA Sumio)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:2年  開講学期:後期  単位数:4単位  開講形態:演習
 開講対象:情報・エレクトロニクス学科(電気・電子通信コース)  科目区分:専門科目・必修 
【授業の目的】
コンピュータを活用するために不可欠なプログラミングの方法について発展的な内容の演習を行います.演習では主にMS Windows環境を用いて主にC#言語のやや高度な実用的プログラミング技術を習得します.後半では数値計算についても扱います..基盤教育科目で培った知識を発展させて,電気・電子通信工学の応用力や展開力を養うための科目です.新しい産業や新技術の創造につながる能力を身につけるために,最先端の電気・電子通信工学の習得を目指します.

【授業の到達目標】
1)統合環境を用いたプログラミングができる【知識・理解,技能】
2)オブジェクトが利用できる【知識・理解,技能】
3)ファイル入出力ができる【知識・理解,技能】
4)システムに備えられた機能が使用できる【知識・理解,技能】
5)数値計算ができる【知識・理解,技能】
ことを本演習の到達目標とします.

【授業概要(キーワード)】
C言語,C#言語,オブジェクト,クラス,メソッド,イベント,コントロール,ファイル,数値計算

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25%
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
プログラミング演習I(電気・電子通信)・PBL演習Iを引き継ぎ,センシング工学・制御システム工学につながる科目です.
ディプロマポリシーのうち下記の項目を担う科目です.
◎電気・電子通信工学の基礎知識を身につけ、それらを応用する能力を身につける.
○豊かな発想で、論理的、計画的、積極的かつ協動的に課題を解決する能力を身につける.
△論理的な思考力と記述力、発表と討議の能力、およびコミュニケーション基礎能力を身につける.
△諸現象の本質を捉え,その理解を通して習得し、その活用により自ら新分野を開拓する能力を身につける.

【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに

【授業計画】
・授業の方法
講義は基本的に対面で行いますが,状況により遠隔になる場合があります.対面による定期試験が実施できない場合はレポート等により評価する場合があります.演習の実施の関係で内容が変更される場合があります.演習方法の詳細については講義で説明します.演習は主に工学部学術情報基盤センター演習室で,Visual Studioを使って演習します.
・日程
下記の内容について扱います.尚,順序および内容は変更される場合があります.
_1.ガイダンス____2.Visual Studioの使い方 _3.C#の基本_____4.型と演算子
_5.処理の制御____6.クラス_________7.イベント_____8.コントロール
_9.グラフィック__10.ファイル_______11.中間試験と解説_12.コンピュータでの数字の取扱
13.数値計算と誤差_14.C#を用いた複素数計算と行列計算_______15.期末試験と解説

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
演習の前半で講義を行い,後半で演習を行います.私語・飲食・喫煙・目に余るコンピュータの独自使用(ゲームなど)等,他の受講生の迷惑となる行為を行った場合は、受講を遠慮していただき、欠席扱いとします.
なお,4単位の演習科目は180時間の学修を必要とし,そのうち約60時間分を講義・演習で実施しますので,120時間分の予習・復習が必要です.
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
事前に教科書の該当する部分を予習し,自由に使えるコンピュータがある場合は積極的に利用してください.演習後は,教科書の該当する部分を復習し.課題がある場合はその課題をおこなってください.

【成績の評価】
・基準
科目の達成目標に記載の項目:
1)統合環境を用いたプログラミングができる【知識・理解,技能】
2)オブジェクトが利用できる【知識・理解,技能】
3)ファイル入出力ができる【知識・理解,技能】
4)システムに備えられた機能が使用できる【知識・理解,技能】
5)数値計算ができる【知識・理解,技能】
が成績評価の基準です.
・方法
A.毎回の課題・宿題(全部で合計40点),B.中間試験(30点),C.期末試験(30点)
A,B,C合計で100点です.合計得点60点以上の方に対して本演習の単位を認定します.ただし期末試験までの講義に8回以上出席し,かつ,中間試験および期末試験をうけることが単位認定の条件となります.

【テキスト・参考書】
テキスト:高橋麻奈 著「やさしいC#第3版」,SBクリエイティブ(2019).

【その他】
・学生へのメッセージ
教科書のほかに随時プリント等を配布します.コンピュータの使用方法, C言語の基礎については理解していることを前提としています.教養教育での情報処理およびプログラミング演習Iの内容を復習しておいてください.
・オフィス・アワー
工学部8号館 8-110号室にいます.オフィスアワーは月曜16時~17時です.

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