【授業の目的】
地域が抱える様々な問題にそこに住む人自身が「コミュニティ」をつくり、向き合うことで問題を解決していく「持続性のあるしくみ」を考案する。今ある生活がさらに良いものとなるような、ハード・ソフトの両面から改善を図るプロセスを仮想的に立案し、プレゼンテーションを通じて現実的な構想に育てる。
【授業の到達目標】
地域住民との交渉や事業予算の準備・調整、地域社会住民や企業の声を収拾し、ニーズとマッチングさせる方法論などを考究する。フィールドワークなど地域のニーズを収拾する過程で、地域住民と交流を図り、コミュニケーション力向上の機会を得る。多角的・多層的視野を養い、新しい発想の創出やアイデアの実現へ繋げることを目指す。 ・地域社会の環境における多様な価値観に対し、多角的、主体的に考察できる。 ・意見交換を通して自分のヴィジョンを理論的に組み立てることができる。 ・アートプロジェクトを展開するための必要な事柄の概要を説明できる。 ・地域の文化資産や情報等を調べることができる。 ・学生間の意見交換を通じて積極的にコミュニケートできる。
【授業概要(キーワード)】
アートプロジェクト・コミュニケーション・プレゼンテーション・トークセッション・地域デザイン
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:76~100% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:76~100% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:76~100% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:76~100% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:76~100% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:76~100% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:76~100% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:76~100% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
建築分野を中心に、造形と他の工学的知識の幅広い知識と技術を身に着ける。(アドミッションポリシー)
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 04.質の高い教育をみんなに 06.安全な水とトイレを世界中に 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくりを 12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさも守ろう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう
【授業計画】
・授業の方法
立ち上げと受講者の確定後、メーリングリストに情報を共有、グループワークによって企画立案を行い、学内プレゼンテーションを実施。 その後企画のブラッシュアップを含めて地域デザイン演習(後期)にプロジェクトを実施、最終的にレポートで総括的な検証を行う。
・日程
第1回先行事例1/Session/project『ヤマダイのお造り2009,2010』を紹介。 第2回先行事例2/Session/project『ヤマダイのお造り2012,2013』を紹介。 第3回先行事例3/Session/project『ヤマダイのお造り2014,2015』を紹介。 第4回先行事例4/Session/project『ぼくらは街を遊牧する』-まがりProject vol・2 七日町ノマド計画」・『ぼくらは街を遊牧する』ポップアッププロジェクトを紹介。 第5回先行事例5/『金山壁画プロジェクト』を紹介。 第6・7回活動構想とコンセプト発案①((問題提議・ブレインストーミング) 第8回活動構想とコンセプト発案③(フィールドワーク) 第9回企画案とディスカッション 第10回行動計画と設置計画・モデル作成・アイデアスケッチ 第11~15回グループワークとプレゼンテーション
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
先行する事例を踏まえ、現場での段階的展開に必要な知識と技能を検討する。学生の主体的なディスカッションによりコミュニケーションを図りながら展開する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
先行事例を踏まえ、現場での段階的展開に必要な知識を地域に出向いてリサーチする。
【成績の評価】
・基準
アートプロジェクト理念を理解できたか、自分のヴィジョンや考えを理論的に組み立てて意見交換が行われたか、フィールドワーク等主体的に行動し、地域との積極的な交流が図られたかなどをプレゼンテーションを通して総合的に評価します。
・方法
レポート25点 プレゼンテーション力25点 提出物50点の合計点をもって評点とする。
【テキスト・参考書】
必要資料・参考書は講義中に随時配布する。指示に従い、講義に臨むこと。
【その他】
・学生へのメッセージ
リモート講義の場合はコンセプトを重視したプロジェクト考案が中心となる。
・オフィス・アワー
月曜日11:00~12:00 ただし、他の時間を希望する場合は、本人 と相談の上別途時間を設けて、随時対応する
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