【授業の目的】
ソフトマテリアルとは、金属や無機材料のようなハード材料に対する柔らかい(ソフトな)材料の総称である。本講義では、ソフトマテリアルの基礎(構造・物性・機能)を学習した後、生体由来ソフトマテリアルを中心にその応用を理解させる。
【授業の到達目標】
(1)ソフトマテリアルの基本特性(構造・物性・機能)について説明できる。 (2)ソフトマテリアルの応用例を、その基本特性に基づいて説明できる。
【授業概要(キーワード)】
高分子、ゲル、生体由来材料
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
基礎となる科目:高分子物理化学I, II, 光・電子材料工学概論、高分子物性工学概論
【SDGs(持続可能な開発目標)】
03.すべての人に健康と福祉を 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 12.つくる責任つかう責任
【授業計画】
・授業の方法
講義はパワーポイント形式で行い、web classで講義資料の一部を配布する。質問等はWeb Class経由で受け付ける。毎回の授業で小テストを課す。最終にソフトマテリアルに関する調査・考察のレポートを課す。
・日程
第1回:授業の概要説明 第2回:ソフトマテリアルを作る① 第3回:ソフトマテリアルを作る② 第4回:Soft ionconductor① 第5回:Soft ionconductor② 第6回:Soft actuator① 第7回:Soft actuator② 第8回:Soft dressing① 第9回:Soft dressing② 第10回:Soft biosensor① 第11回:Soft biosensor① 第12回:植物とハイドロゲル① 第13回:植物とハイドロゲル② 第14回:Living hydrogel① 第15回:Living hydrogel②、最終レポート提出、講義のまとめ
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義後にWeb Classで講義資料の一部を配布するので、各自で熟読し内容の復習・理解に努めること。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
講義の後半に進むほど、身近な例を示しながらソフトマテリアルの理解を深める内容になるので、普段から関連する情報を各種メディアで調査・整理しておくことが望ましいです。
【成績の評価】
・基準
最終レポート、出席、毎回の小テストを加味し、100点満点中、60点を合格とする。
・方法
講義への出席30点、小テスト70点、の合計100点で評価。 全授業の6割以上席しないと単位認定を行わない。
【テキスト・参考書】
「ソフトマター 分子設計・キャラクタリゼーションから機能性材料まで」高原 淳、栗原和枝、前田瑞夫 編、丸善出版、2009年11月
【その他】
・学生へのメッセージ
専門知識がなくても理解しやすい講義に努めます。講義で理解できなかった点や、疑問に思ったことは積極的に質問してください。
・オフィス・アワー
特質問等はいつでもメールとWeb Classで受け付けます。また、直接質問等がある場合は平日10時から16時まで長峯教員室(11号館3階304号室)までお願い致します。
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