【授業の目的】
この科目は,学習・教育到達目標(C)機械工学の応用力〔CP3〕に対応しています。 航空宇宙工学における先端的な熱制御技術や工業材料の開発においては、従来の機械システムや工業材料を超える新しい機能や物性の発現が期待されています。そして日本の研究者やエンジニアはこの分野で世界をリードし、最先端を走り続けています。本講義では、この分野における先端的の熱制御技術や工業材料の開発におけるトピックスを取り上げながら、航空宇宙工学の基礎概念について学びます。
【授業の到達目標】
この科目は,学習・教育到達目標(C)機械工学の応用力〔DP4〕に対応しています。 (1)航空宇宙工学の基礎概念を理解し、適切に活用できるようになる。(C)[DP4]および(F)[DP9] (2)航空宇宙工学における熱制御技術や工業材料がどのように開発され、製造されているかを適切に説明できるようになる。(C)[DP4]および(F)[DP9] (3)航空宇宙工学における先端的の熱制御技術や工業材料の開発における発想法、実践力を身につける。
【授業概要(キーワード)】
ふく射伝熱、宇宙機、熱設計、複合材料、スマート材料
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-1.ミニッツペーパー、リフレクションペーパー等によって、自分の考えや意見をまとめ、文章を記述し提出する機会がある。:1~25% B-1.学生同士の話し合いの中で互いの意見に触れる機会がある。:1~25% C-1.自分の意見をまとめて発表する機会がある。:1~25% D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25% B-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、他の学生の意見を尊重しつつグループとしての結論を出すために議論をする機会がある。:1~25% C-2.事前学習(下調べ、調査等含む)をした上で、プレゼンテーションを行い、互いに質疑応答や議論を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25% B-3.習得した知識を活用する中で、学生グループがテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、互いの考えを理解し合う中から新たに独自の意見や考え方を創り出す機会がある。:1~25% C-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を発表し理解してもらえるようプレゼンテーション、質疑応答、リフレクションを行う機会がある。:1~25% D-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型の演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
機械システム工学科の学習・教育到達目標(C)機械工学の応用力 〔CP3〕,〔DP4〕を養成する科目である。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 09.産業と技術革新の基盤をつくろう 12.つくる責任つかう責任
【授業計画】
・授業の方法
主に講義(90分×15回)を行う。さらに学習用の課題レポートによって、講義内容の理解を深め、応用力を高められるようにする。
・日程
第1回:航空宇宙工学概要 第2回:宇宙における熱制御技術についてⅠ 第3回:宇宙における熱制御技術についてⅡ 第4回:宇宙空間の伝熱の基礎 第5回:宇宙機の熱設計研究Ⅰ 第6回:宇宙機の熱設計研究Ⅱ 第7回:宇宙機の熱設計研究Ⅲ 第8回:航空宇宙工学における先端工業材料とは 第9回:先端工業材料の基礎(1)先端工業材料 第10回:先端工業材料の基礎(2)複合材料 第11回:先端工業材料の基礎(3)複合則 第12回:先端工業材料の応用(1)インテリジェント材料、機能性エラストマー、自動車用タイヤ 第13回:先端工業材料の応用(2)スマート材料、スーパーエンジニアリングプラスチック、液晶材料 第14回:先端工業材料の応用(3)自己修復材料、機能性ゲル、ソフトマター、生体材料、低摩擦材料、界面活性剤、潤滑剤 第15回:総評
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義に出席し、講義は常に何が大事なのかを考えながら集中して聴き、分からない部分があったら質問する。私語、飲食、講義中の出入り、そのほか、他の受講生の迷惑となる行為を行った場合は、受講を遠慮していただき、欠席扱いとする。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
指示された課題を行い、講義時に提出する。次回の講義テーマについて、参考資料を読み、何が分かって何が分からないのかを念頭に置いて講義に望むこと。 自分なりに見やすくノートを整理し、疑問点があったら調べたり質問をしたりして分からないままにしておかないこと。
【成績の評価】
・基準
演習および毎回の出席チェックを兼ねるレポートを100点とする。この講義の合格ラインは60点とする。授業概要(到達目標)の各項目の評価比率は,(1)50%,(2)30%,(3)20%とする。
・方法
演習及びレポートを100%として合計100点で成績評価を行い、60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
授業中に説明するので、話をよく聞き、指示に従うようにすること。
【その他】
・学生へのメッセージ
授業には必ず出席すること。また演習およびレポートは必ず提出すること。質問があればいつでも可能である。
・オフィス・アワー
機械システム工学科のwebページから参照できるので確認すること。
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