PBL演習Ⅱ
 PBL II
 担当教員:有馬 ボシールアハンマド(ARIMA Bashir Ahmmad)
 担当教員の所属:工学部 情報・エレクトロニクス学科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:情報・エレクトロニクス学科(電気・電子通信コース)  科目区分:専門科目・必修 
【授業の目的】
次年度に特定の専門分野における卒業研究を始めるために必要な一定の学術的基礎知識を、予備配属されている研究室における活動を通じて修得する。また、当該分野における多様な研究課題に触れることで、物事を多面的に考える力を身につける。従って、3学期及び5学期に開講されている必修科目のうち3科目以上で単位を取得できていない学部生や、3学期及び5学期に開講されている必修科目である実験・演習・実習科目のうち1科目でも単位を取得できていない学部生は、次年度の卒業研究着手が不可能なので、本講義の受講者として想定されていない。

【授業の到達目標】
・当該研究分野における基礎知識を講義、輪講、あるいは実習等を通して身につけ、理解した事柄に関して報告書を作成できるようになる。【技能】
・共同受講者や卒業研究生、大学院生、教職員と意思疎通を図り、集団で効果的に作業を行うことができるようになる。【態度・習慣】
・予備配属されている研究室で、複数の研究課題に取り組むことを通じて、それらの意義を理解しそこで得られた知見を来るべき次年度の卒業研究において活かすことができるようになる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
コミュニケーション能力、集団作業、報告書作成、研究体験

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%

【科目の位置付け】
この授業は、研究室内での特定分野の学習・研究体験を通して、当該分野の専門知識のみならず、論理的な思考力と記述力、発表と討議の能力及びコミュニケーション基礎能力をも身に付けるものである。(情報・エレクトロニクス学科ディプロマポリシー)

【授業計画】
・授業の方法
3年次学生は、本人の希望と3年次前期までの成績等に基づいて3年次後期から各専門分野の研究室に予備配属されるので、そこでの輪講や実習などを通した複数の研究課題に関わる体験等から得られた知見を、報告書にまとめることになる。本演習は卒業研究自体に取り組むものではなく、3年次学生の研究室への予備配属も本演習の受講とは独立に行われる。研究室内での研究活動時間は、1週当り予習90分、演習90分、復習90分の合計270分を想定している。
・日程
第1週 オリエンテーション(研究室予備配属とガイダンス)
第2―15週 共同受講者らと行う各研究室における研究活動。

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
予備配属された研究室の指導教員の指示に従って、複数の研究課題について学ぶ。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
単に各研究室の指導教員や職員の指示に従うだけではなく、卒業研究を行っている4年生や学位論文執筆のための研究に従事している大学院生らとの主体的・積極的な交流を通じて、実践的な能力を獲得していくことが望まれる。

【成績の評価】
・基準
1)授業の到達目標で示した『当該研究分野における基礎知識を講義、輪講、あるいは実習等を通して身につけ、理解した事柄に関して報告書を作成できるようになる』ことを合格の基準とする。
2)授業の到達目標で示した『共同受講者や卒業研究生、大学院生、教職員と意思疎通を図り、集団で効果的に作業を行うことができるようになる』ことを合格の基準とする。
3)授業の到達目標で示した『予備配属されている研究室で、複数の研究課題に取り組むことを通じて、それらの意義を理解しそこで得られた知見を来るべき次年度の卒業研究において活かすことができるようになる』ことを合格の基準とする。
・方法
与えられた課題に関して受講者が作成した報告書等を100点満点で採点し、60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
特定のテキスト等はなく、予備配属された研究室の指導教員から、資料等が提供される。

【その他】
・学生へのメッセージ
研究室における研究活動の状況を把握する良い機会なので、主体的・積極的に課題に取り組むことを勧める。
・オフィス・アワー
予備配属された研究室の指導教員から伝えられる。

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