【授業の目的】
信号伝送をベースにした社会応用に近い通信システムの方法と技術の基礎について学習する。 専門技術者として,情報通信システムの構成を理解し,問題や課題を解決する専門的能力の向上を目指す。 たくさんの通信トラヒックを収容する技術について,電話ならびにインターネットに含まれる要素技術を題材に学ぶ。
【授業の到達目標】
(1)電話網のしくみが説明できる。 (2)インターネットに代表されるパケット通信のしくみが説明できる。 (3)通信制御や安定性の確保のための技術について説明できる。
【授業概要(キーワード)】
電話,インターネット,通信制御
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% D-2.事前学習(下調べ、調査等含む)で習得した知識等を踏まえて演習、実習、実験等を行う機会がある。:1~25% A-3.習得した知識を活用する中で、学生自身がテーマや目的などを主体的に定めて課題探究型学習を行い、その成果を記述する機会がある。:1~25%
【科目の位置付け】
社会や産業に重要な役割を果たす情報とデータの通信方式について理論的に学ぶことで,応用力や展開力を養うことができる講義である(情報・エレクトロニクス学科のカリキュラム・ポリシー)。 3年前期の講義「データ通信」と密接に関連する講義である。ともに履修することにより,情報通信,伝送工学の全体像が理解できる。
【SDGs(持続可能な開発目標)】
04.質の高い教育をみんなに 07.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 08.働きがいも経済成長も 09.産業と技術革新の基盤をつくろう
【授業計画】
・授業の方法
教科書を中心に講義を進める。授業はWebClassを利用した遠隔講義とするが,新型感染症の感染状況を勘案し対面講義とする場合もある(大学からの連絡・掲示や,教員からのWebClassでの連絡に注意すること)。 学習の動機付けと理解を支援し,知識の定着やスキル向上のためや,質問と回答をオンデマンドで実施するために,WebClass等を活用する。
・日程
第1回 講義の概要,情報通信システムの基本構成 第2-3回 多元接続方式 第4-7回 交換方式,パケット交換 第8-10回 電話網 第11-15回 ,電波伝搬と携帯電話,期末試験
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義は出席を前提とします。全講義の70%以上出席すること。遠隔講義で授業が行われる場合には,講義教材へのアクセスをもって出席とみなします。 WebClass等で提示される教材資料で重要と思われる箇所をノート等にまとめ内容の理解に努める。 講義と講義教材を踏まえて,必要と思うところをノートしたり,教科書本文に線を引くなどして,知識の定着に努力する。教科書の例題や章末問題をしっかり解く。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
教科書を中心に予習し専門用語を学ぶと共に,必要ならば【科目の位置づけ】に記載の関連科目の履修内容を復習して,知識の関連付けを行う。 復習は,学習時に作成したノートをもとに復習を行う。 多くの知識を総合することにより理解が深まるので,自分なりに設計法を復習しまとめて,理解を深める。
【成績の評価】
・基準
電話網,インターネット,通信制御などの構成と解析・設計法について,基本的な概念と用語を正しく理解し,与えられた問題・課題を解決することができることを合格の基準とします。
・方法
ミニテスト・課題・レポート50点と期末試験50点の合計100点満点で60点以上を合格とする。
【テキスト・参考書】
教科書:鈴木 利則,通信システム工学,コロナ社,2,500円(2017)
【その他】
・学生へのメッセージ
3年前期の講義「データ通信」と密接に関連する講義である。ともに履修することにより,情報通信,伝送工学の全体像が理解できる。 ラーニングマネージメントシステムWebClassを活用するので,学術情報基盤センターが発行するアカウントとパスワードを確認しておくこと。
・オフィス・アワー
WebClassメッセージ機能等を使って随時コンタクトを受け付けています。
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