ディジタル回路
 Digital Circuits
 担当教員:稲葉 信幸(INABA Nobuyuki)
 担当教員の所属:理工学研究科
 担当教員の実務経験の有無:
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:情報・エレクトロニクス学科 電気・電子通信コース  科目区分:専門科目・選択 
【授業の目的】
論理代数(ブール代数)、カルノー図を理解し、ハードウェアの基礎としてTTL および CMOS のディジタル電子回路の構成および動作を理解する。さらに、各種ゲート回路、フリップフロップ回路、カウンタ回路、演算回路の動作解析および設計までを修得する。

【授業の到達目標】
(a) 論理代数(ブール代数)、カルノー図を理解し使用できる。【知識・理解】
(b) TTL、CMOSの動作を理解し説明できる。【知識・理解】
(c) 基本TTLゲート回路の動作を理解し説明できる。【知識・理解】
(d) フリップフロップの動作と応用について説明できる。【知識・理解】
(e) カウンタ、シフトレジスタ、比較回路の種類と動作を説明ができる。【知識・理解】

【授業概要(キーワード)】
論理代数(ブール代数)、カルノー図、TTL、CMOS、ゲート回路、フリップフロップ、カウンタ、シフトレジスタ、演算回路。

【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
A-2.小レポート等により、事前学習(下調べ、調査等含む)が必要な知識の上に思考力を問う形での文章を記述する機会がある。:1~25%

【科目の位置付け】
この講義は、情報・エレクトロニクス学科のカリキュラム・ポリシーの1.(2)に対応している。

【SDGs(持続可能な開発目標)】
09.産業と技術革新の基盤をつくろう

【授業計画】
・授業の方法
基本的にはテキストに従って対面講義で進める。参考資料などは必要に応じてWebclass経由で配布する。講義中の理解を深め、復習の役に立つように課題レポートを課す。
・日程
第1週 講義概要の説明,2進数の復習/第2週 ディジタル回路の概要
第3-4週 論理代数(ブール代数)/第5-6週 カルノー図
第7週 中間試験およびまとめ/第8週 TTL、CMOS/第9週 基本TTL ゲート回路
第10-11週 フリップフロップ,比較回路/第12週 カウンタ
第13週 シフトレジスタ/第14週 演算回路/第15週 期末試験およびまとめ

【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
講義中はノートをきちんととり、復習や試験の勉強に役立つようにする。わからないところは、担当教員に質問し、不明のままにしておかないこと。私語、そのほか、他の受講生の迷惑となる行為を行った場合は、受講を遠慮していただき、欠席扱いとする。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
教科書により次回の講義内容を良く確認しておくこと。
講義内容を良く復習し確実に身につけるようにする。テーマ別に課される課題を解くことにより、講義内容を十分理解すること。(予習、復習、課題:180分)疑問点・理解できない点があれば、次回の講義やオフィスアワーに質問できるようにしておくこと。

【成績の評価】
・基準
(a) 論理代数(ブール代数)、カルノー図を理解し使用できる。
(b) TTL、CMOSの動作を理解し説明できる。
(c) 基本TTLゲート回路の動作を理解し説明できる。
(d) フリップフロップの動作と応用について説明できる。
(e) カウンタ、シフトレジスタ、比較回路の種類と動作を説明ができる。
・方法
科目の達成目標に記載の項目について試験・課題レポートを課し,下記の基準を満足したものを合格とする。
中間試験40点,期末試験40点,テーマ毎の課題レポート・まとめ課題 20点(各課題レポートを合算して20点に換算)の合計100点満点で60点以上を合格とする。

【テキスト・参考書】
【テキスト】
堀 桂太郎著、ディジタル電子回路の基礎、東京電機大学出版局、2,200円+税
【参考書】
角山 正博、中島 繁雄共著、ディジタル回路の基礎、森北出版、2,400円+税

【その他】
・学生へのメッセージ
予習、復習をしっかり行って、しっかり身につけてほしい。疑問等は積極的に質問にくること。
・オフィス・アワー
質問等はWebclassのメールを通じて連絡してください。

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