【授業の目的】
講義内容と連携した実験・実習を行い,結果をレポートとして提出する。 講義内容と関連する事柄を実際に手で触れて経験し理解を深める。限られた時間内に実験装置やソフトウェアツールの取り扱いを習得する訓練をし,レポートの書き方を身に付ける。
【授業の到達目標】
実習全体の目標: (a)実験・実習を通して,講義学習した事柄に対する理解を深める,(b)情報科学や情報工学の機器やツールを取り扱える,(c)実習や演習等の課題をグループ活動により解決することができる,(d)実習や演習等の課題解決に積極的に関与し,指導力を発揮できる,(e)実験報告書の作成を通して実験データの整理の方法や技術的報告書に必要な論理的な文章表現力を身につけている,(f)与えられた課題以外に学生自身が考えた課題について,プログラムを作成するための応用力を身につけている,(g)課題テーマに関する調査報告のまとめや発表などのプレゼンテーション能力を習得している,(h)限られた時間で目的を達成するために,自主的かつ計画的に行動できる. 各実験テーマの目標は,実験テキストを参照すること.
【授業概要(キーワード)】
論理回路,アセンブラ,データ通信,数式処理言語,式や図を含む文書作成
【学生主体型授業(アクティブラーニング)について】
D-1.演習、実習、実験等を行う機会がある。:76~100%
【科目の位置付け】
この科目は,情報科学科の学習・教育目標の(B)(情報基礎力),(C)(応用能力),(D)エンジニアリング・デザイン能力(F)(業務遂行能力)に対応している。
【授業計画】
・授業の方法
情報科学に関連する基礎的な事項として、次の6題目の実験・実習を行う。 実験:(1)論理回路,(2)アセンブリ言語,(3)データ通信, 実習:(4)LATEX入門,(5)数式処理入門,(6)グラフ作成演習
・日程
第1週 オリエンテーション 第2週から第13週まで,上記6テーマの実験・実習を,それぞれ2週ずつ行う。1週の実験・実習の時間は,2コマ(90分×2)である。原則として、対面で行う。 各テーマの実験終了時から1週間後までの間はレポートの作成,修正にあて,適宜,各テーマの実験指導者の指導を受ける。
【学習の方法・準備学修に必要な学修時間の目安】
・受講のあり方
実験ノートを準備し,テーマ,日時,共同実験者,使用した機器,実験条件など,レポートに必要なものをすべて記入する。機器の取り扱いについては各テーマのテキストをよく読み,実験指導者の指示に従う。実験機器を破損した場合は速やかに実験指導者に申し出る。やむを得ない理由により欠席する場合は,至急,実験・演習担当者あるいは実験責任者に連絡する。
・授業時間外学習(予習・復習)のアドバイス
実験・実習の時間が始まる前に実験テキストを読んでおく。 レポートの提出期限は原則として実験・演習の最終時間の1週間後とする。レポートに不備がある場合は再提出を要求される場合がある。再提出期限はレポートが返却されてから1週間後までとする。
【成績の評価】
・基準
各テーマ毎のレポートを「授業の目標・ねらい」に記載されている目標の達成度に関して100点満点で評価し,全テーマについて平均を求めて評価点とする。評価点が60点以上であれば合格とする。1つでも未履修またはレポート未提出のテーマがある場合,不合格となる。
・方法
実習の実施状況および各実習テーマ終了後一週間以内に提出するレポートを100点満点で評価し,全テーマの評価点の平均をもって科目の評価点とする。ただし,全ての実験テーマを無欠席で履修しレポートが受理されていることが評価の前提である。
【テキスト・参考書】
情報科学実習Iテキスト:情報・エレクトロニクス学科(情報・知能コース)教員。テキストは、テーマ毎に、WebClassから閲覧可能である。 演習では、オンラインで参照し、実験では、実験室内で閲覧可能な印刷したテキストが用意されている。
【その他】
・学生へのメッセージ
電気回路,電子回路,計算機基礎,情報理論,論理回路を受講していることが望ましい。 初回のオリエンテーション出席者で、班分けを行う。 無断でオリエンテーションを欠席しないように! 全ての実験・実習題目に2週とも出席してレポートを提出し、かつレポートの評価が全題目平均で合格点に達していないと単位の取得はできない。各実験・実習題目の具体的な履修方法については、各題目の担当者の指示に従うこと。
・オフィス・アワー
実験責任者(武田利浩)オフィスアワー 金曜16:00-17:00 9-502 各テーマの担当者のオフィスアワー等の情報は,テキストおよび配布プリントを参照すること。
|